スポーツクライミングの「第7回リードユース日本選手権印西大会」が3月24日から26日にかけて、千葉県印西市の松山下公園総合体育館で行われた。会場には2000~2007年生まれのユース世代、各カテゴリーを代表する選手が集結。世界ユースなどへの代表選考にもなる重要な大会で、10代の若き選手たちがリードクライミング日本一を目指した。

  • 印西市の松山下公園でリードクライミングを競った10代の選手たち

    印西市の松山下公園でリードクライミングを競った10代の選手たち

リードクライミングは、高さ12m以上の壁に設定された最長60手程度のルート(課題)を、制限時間内にどこまで高く登れたかを競う競技。クライマー(登る人)とビレイヤー(地面でロープを確保し補助する人)の2人1組で行い、クライマーはルート途中にセットしてあるクイックドロー(ヌンチャク)と呼ばれる確保支点にロープを掛けつつ、安全を確保しながら登る。最後の支点にロープをかけたら「完登」とみなされ、落下したら競技は終了となる。

近年人気となっているボルダリングとリードクライミングとの大きな違いは、圧倒的な高度。ロープを利用し、長い時間をかけて高い壁を登っていくため、クライマーは完登の達成感を、観客は迫力と手に汗握るスリルを楽しむことができる。

  • リードクライミングの壁は高さ12m以上

    リードクライミングの壁は高さ12m以上

  • スタート前のオブザベーション後、高い壁に挑む10代の若きクライマーたち

    スタート前のオブザベーション後、高い壁に挑む10代の若きクライマーたち

カテゴリーはジュニア(2000、2001年生まれ)、ユースA(2002、2003年生まれ)、ユースB(2004、2005年生まれ)、ユースC(2006、2007年生まれ)の男女それぞれ4つに別れており、男子168名、女子130名が参加。大会は予選(24日、25日)、決勝(26日)の2ラウンドで行われ、決勝には各カテゴリーから8名前後が進出した。

  • 決勝は1ルートにつき1トライ、制限時間6分間で行われた

    決勝は1ルートにつき1トライ、制限時間6分間で行われた

  • 果敢に完登を目指す選手

    果敢に完登を目指す選手

  • 男子ユースA・1位の百合草碧皇選手

    男子ユースA・1位の百合草碧皇選手

  • 女子ユースA・1位の森秋彩選手は見事に完登を果たし会場を沸かせた

    女子ユースA・1位の森秋彩選手は見事に完登を果たし会場を沸かせた

  • あと一歩のところで完登を逃して落下し、表情に悔しさを浮かべる男子ジュニア1位・田中修太選手

    あと一歩のところで完登を逃して落下し、表情に悔しさを浮かべる男子ジュニア1位・田中修太選手

女子の優勝者は、ジュニアが樋口結花選手、ユースAが森秋彩選手、ユースBが小池はな選手、ユースCが抜井美緒選手。

男子の優勝者は、ジュニアが田中修太選手、ユースAが百合草碧皇選手、ユースBが吉田智音選手、ユースCが小俣史温選手。

  • 各カテゴリー1~3位に入賞した選手たちによる記念撮影

    各カテゴリー1~3位に入賞した選手たちによる記念撮影

今大会のユースB以上の各カテゴリー優勝者は、8月にイタリア・アルコで開催予定の世界ユース選手権2019で代表として世界と戦うことが約束されている。

  • 閉会の挨拶を行ったJMSCAの平山ユージ副会長

    閉会の挨拶を行ったJMSCAの平山ユージ副会長

最後に日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)の平山ユージ副会長は、「選手たちには、いいパフォーマンスができたところを振り返って、自分を褒めてあげてほしいと思います。順位ではなく自分自身を見つめ直してもらって、改善できるところを日々の練習で改善し、自信をもってこれからの大会に臨んでほしいと思います。3日間本当にお疲れさまでした」と、10代の選手たちを激励した。

  • 久光製薬のブース

    久光製薬のブース

大会が行われた松山下公園には家族連れも多く来場しており、スポンサー企業が出展する各ブースでクライミング体験&記念撮影をしたり、配布されていた使い捨てカイロを使いながらクライマーたちを見守ったりしていた。

  • クライミング体験を楽しむ子どもの姿も

    クライミング体験を楽しむ子どもの姿も