俳優の東山紀之が24日、フジテレビ開局60周年特別企画ドラマ『砂の器』(28日19:57~22:54)のクランクアップを迎え、サプライズで登場したSexy Zoneの中島健人から花束を受け取った。

  • (左から)野村周平、東山紀之、中島健人=フジテレビ提供

警視庁捜査一課の刑事・今西栄太郎役を演じた東山は、バディを組んだ若手刑事・吉村弘役の野村周平と、都内の駐車場でクランクアップ。中島演じる天才作曲家・和賀英良をいよいよ逮捕しに現場に到着したシーンで、河毛俊作監督から「OK」の声がかかると、スタッフから「吉村弘役、野村周平さん、オールアップです!」の掛け声とともに拍手がわき起こった。

河毛監督から花束を受け取ると、野村は「短い時間でしたが、監督はじめキャスト、スタッフの方に出会えて、何よりも東山さんに出会えたことが宝物だなと思いました」とコメント。続いて「今西栄太郎役、東山紀之さん、オールアップです!」の声とともに、スタッフの大きな拍手と歓声があがり、同じように監督から花束が渡されるのかと思いきや、一足先にクランクアップを迎えた中島が、東山の背後から花束を持って登場。東山は一瞬驚くも「おー!来たのか」と笑顔になった。

東山は「河毛監督とも久しぶりにご一緒させていただいて、十何年ぶりということだったのですが、また近々ご一緒したいと思っております」と真面目なクランクアップのあいさつで締めると、カメラを見て、「こういうときのために(カメラが)あったんじゃないかな、セクシーサンキュー!」と、中島の“お約束”ポーズ。撮影現場の駐車場はスタッフの笑い声に包まれた。

その中島は、都内の別現場でクランクアップ。花束を差し出した河毛監督とハグした中島は「本当にありがとうございます。今まで24年間はアイドルとして光を表現することが多かったのですが、25歳をきっかけに、人間の影を表現する『砂の器』の和賀英良という役に巡り会えたことは、大きな財産になったと感じております。15年前からこの作品に憧れていましたので、和賀英良にめぐり合わせてくれたすべての方々に感謝しております。支えてくださった河毛監督、スタッフの皆さま、東山さんを始めとした素敵な共演者の皆さまに感謝しております。この作品をきっかけに、素敵な25歳を、25歳以降を歩めたらいいなと思っておりますので、明日以降もしっかりと大きな器で頑張ってまいります。ありがとうございました」と熱く語った。

柄本明は、かつて千代吉が営んでいた造船所でのシーンで、広島でクランクアップ。時代は若かりし頃となり、髪も黒く染め臨んだ。カットがかかり、テープのチェックが済むと、スタッフから「チェックOKです!ということは…本浦千代吉役、柄本明さんオールアップです!」と声がかかり、監督から花束が渡された。

柄本は「このような大作、名作に出させていただき本当にありがとうございました。監督ありがとうございました。皆さま本当にお疲れさまでした。作品の成功を願っております。(放送まで)そんなに日にちがないので皆さん、編集、仕上げに向けて大変だと思いますが、体壊さないように頑張ってください。良い作品になりますように、本当にお疲れさまでした!」と、スタッフを労った。

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