アイドルグループ・欅坂46の小林由依が、自身初となる1st写真集『感情の構図』(3月13日発売/KADOKAWA)を発売する。小林由依が専属モデルを務める雑誌『with』誌上で公開されたランジェリーカットも反響を呼び、「女性でもサラッと見えるような、そういうランジェリーカットになったのかな」と、本人も絶対の自信で送り出す一冊だ。その発売を前に、ロンドンで撮影したという撮影秘話や、10代最後の想いなどを本人に聞いた。
■唯一のリクエストは「自然にしていてください」
――今回の1st写真集が決まった時の心境は?
うれしかったです。こんなに早く出せると思ってなかったのと海外もアジアしか行ったことがなかったので、ロンドンでの撮影は楽しかったです。
――印象に残っているカットはどれでしょうか?
ずっと歩いているカットもあるのですが、そういうところが印象的でした。一度カフェで休憩していた時、スタッフさんたちとお話をしているうちに緊張感がとれ、そのカフェでのショットなども思い出深く、よりラフなカットになっていると思います。
――ドキッとするようなビキニやランジェリーのカットもありましたが、抵抗はなかったですか?
ビキニそのものを着た撮影が初めてだったので、不思議な感じでした。機会が何かあれば、また(笑)。ランジェリーはおしゃれに見えるデザインだったので、女性でもサラッと見えるような、そういうランジェリーカットになったのかなと思います。
――撮影の際、何かリクエストなどはあったのですか?
まったくなかったですね。「自然にしていてください」というリクエストですかね。なので本当に自然にしていました(笑)。カメラを見ていないところでは本当に何もしていなくて、カメラ目線の時もありましたが、それは撮り方の工夫をしていて、違う方向を見ている時にカメラのほうに向き直すということをしていたので、そんなにレンズを意識していたわけじゃないですね。
■アイドルとしても生きているモデル経験
――昨年の9月号から『with』の専属モデルをやられています。その経験も生きた撮影だったと思いますが、モデルを始めた時はどういう思いでしたか?
モデルさんはすごくあこがれていたので、すごくうれしかったですし、私はまだまだなので、もっと仕事をしていくうちにモデルさんぽくなれたらいいなって思っています。
――どの辺が不足していると?
お洋服をよく見せることや、いろいろな表情やポーズのバリエーションもまだ少ないので、そういう部分ももっと成長したいなと思います。
――モデルの活動は、アイドルの仕事にプラスになっていますか?
ポーズをとっている感じではなくて、自然な動作のポーズなどをファッション誌で勉強したので、欅坂46としての撮影の時にも役立っていると思います。いままではポーズっぽいポーズになっていたのですが、手の置き場所が自然になるとか、ですね。
――欅坂46としてのパフォーマンスはパワフルなイメージがありますが、いまお話をうかがっていて、もしくは写真集のセクシーな表情を見ていて、どっちが本当の小林さんなのかなと(笑)
えーでも、けっこうどちらも本当の自分です。パフォーマンスをしている時は自然とそっちの顔になり、それほど変わらないです(笑)。
■もうちょっと親しみやすさを出せたら
――10代最後の撮影だったそうですが、今年一年、最後の10代をどのように過ごしたいですか?
ひとり行動というのか、自分の中で完結してしまうところがあるので、もうちょっと親しみやすさを出して、メンバー間もそうですし、いろいろな方とコミュニケーションがとれたらいいなあと思いますね。
――距離を置くタイプなんですね?
そうですね。自分で完結しちゃうというか、学校などでも友達と女子のグループにいるような感じではなかったです。もちろんグループ内で会話しますし、誰とでもしゃべっていますが(笑)。今後はもうちょっと明るい雰囲気が出たらいいなあと思っています。
小林由依
1999年10月23日生まれ。埼玉県出身。2015年、欅坂46の第1期生オーディションに合格。翌年、欅坂46の1stシングルとなる「サイレントマジョリティー」でCDデビューを果たす。アイドルとしてのパフォーマンスを行う一方で、モデルとしても活動を重ね、2018年、ファッション雑誌『with』の専属モデルに抜てき。同年12月の『第60回日本レコード大賞』と『第69回NHK紅白歌合戦』では、活動休止していた平手友梨奈に代わってセンターを務め、大きな注目を集めた。