2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で主演を務める俳優の長谷川博己が8日、東京・渋谷の同局で行われた出演者発表会見に、新キャスト11人とともに出席。「このキャストで、この作品であれば、確実に面白くなると思います。勝算はあります」と自信をのぞかせた。
大河ドラマ第59作となる『麒麟がくる』は、智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた前半生に光を当てながら、彼の生涯を中心に戦国英傑たちの運命の行く末を描く物語。このたび、岡村隆史、門脇麦、石川さゆり、西村まさ彦、高橋克典、上杉祥三、尾美としのり、伊藤英明、本木雅弘、沢尻エリカ、染谷将太、堺正章の出演が発表された(伊藤は会見を欠席)。
主演の長谷川は、2013年の『八重の桜』以来の大河出演。現在放送中の連続テレビ小説『まんぷく』にヒロインの夫役としており、朝ドラから大河へ、“連投”となる。
新キャストとともに会見に臨んだ長谷川は、「まだラーメン作りを終えたばかりで、大河ドラマの重厚な雰囲気についていけない自分がいます」と、『まんぷく』はクランクアップを迎えたもののまだ切り替えられていない様子。「ですが、ものすごい豪華キャストの皆さまの真ん中に立たせていただけるということで、本当にすごいことなんだなと、今から武者震いをしております」と気を引き締め、「このキャストで、この作品であれば、確実に面白くなると思います。勝算はあります。ぜひ楽しみにしてください。精一杯僕も真ん中を務めさせていただきたいと思います」と力強く語った。
なお、光秀が美濃で出会う三河出身の農民・菊丸を岡村隆史、光秀が京で出会う娘・駒を門脇麦、光秀の母・牧を石川さゆり、光秀の叔父・明智光安を西村まさ彦、尾張に根を張る、斎藤道三のライバル・織田信秀を高橋克典、信秀を支える織田家老臣・平手政秀を上杉祥三、美濃の守護・土岐頼芸を尾美としのり、道三の嫡男・斎藤義龍(高政)を伊藤英明、美濃の守護代で光秀の主君・斎藤道三(利政)を本木雅弘、道三の娘・帰蝶を沢尻エリカ、信秀の嫡男・織田信成を染谷将太、京に暮らす医師・望月東庵を堺正章が演じる。