女優の橋本環奈が主演を務めるインターネットテレビ局・AbemaTVの連続ドラマ『1ページの恋』(2月18日より配信中、毎週月曜23:00~ ※全6話)に出演する板垣瑞生(M!LK)、濱田龍臣、古川雄輝にインタビュー。タイプの異なる男性を演じた3人に、役との共通点や役作り、初共演の感想などを聞いた。
同作は、橋本演じる絵を描くことが好きな主人公・水瀬あかりが、タイプの全く異なる3人の男性と繰り広げる純愛ドラマ。板垣は、運命的な初恋の男性・森田郁巳、濱田は、いつも側にいる幼なじみの男性・乾大和、古川は、刺激的な大人の男性・星野有利を演じている。
■大人な古川雄輝と可愛い板垣瑞生&濱田龍臣
――タイプの異なる男性を演じられましたが、ご自身と似ている点はありますか?
古川:あまり共通点はなかったですが、星野は自由度の高いキャラクターだったので、自分からお芝居を仕掛けることができて、演じていて楽しかったです。
板垣:17歳のときの初恋と、大人になってからが描かれるのですが、環境が変わると人は変わっていくという点は、自分も芸能界に入る前と後で変化した部分があるので共感できました。
濱田:大和のキャッチフレーズは“捧げるのが純愛”。好きな人に対して何でもしてしまうという部分は、同じようなところがあるのかなと思います。
――客観的に見て、3人の役柄は実際の性格と合っていると思いますか?
古川:濱田くんが演じた役は濱田くんに近いかなと。可愛らしさや愛嬌があって近い部分を感じますが、僕と板垣くんは演じたキャラクターとはだいぶ違うと思います。もっと板垣くんは可愛いし、あんなにクールイケメンじゃない。
板垣:いや、クールイケメンですよ!
古川:いやいや可愛い系(笑)
濱田:瑞生はちょっと天然なんですよ。だから中身まで似ているかと言われるとどうかなと(笑)。古川さんの星野さん役は、刺激的な大人という部分は「ああー!」って思いました。
――演じる上で特に意識した点を教えてください。
古川:キャストの中でも年齢が上の方ですし、キャラクター設定も大人なので、大人としての余裕をいかに出せるかというのを意識しました。また、いかに見ている方が星野を性の対象として見れるかということで、エロく見せるいう点も意識しました。女性と接してるときに慣れてないといけないですし、キスするシーンも慣れてないといけないので。
板垣:僕が演じた郁巳は、17歳のときにあかりと出会って21歳で再会します。4年間で人間が変わったというのは本当に意識して演じました。
濱田:大和は可愛く! 一生懸命さが幼いというか、等身大な感じが出て、母性本能をくすぐれたらなと思って演じました。といっても、これといって意識したことはあまりなく、素のまま自然な感じでやらせていただきました。
■濱田龍臣、同い年の板垣瑞生にぶつけた経験値
――3人とも初共演とのことですが、今回ご一緒されて刺激を受けた点はありましたか?
古川:僕は30代で、2人は10代なんですけど、同じ仕事をしてる。それがすごいなと。普段は2人とも可愛いんですが、働いているところを見ると、この年齢でしっかりお芝居していて尊敬します。
板垣:古川さんは大人の落ち着きがすごいなと。圧倒的な冷静さというか、本当に達観していて、僕は一生こうはなれないなと思いました。龍臣は同い年なんですけど、芸歴が僕とはありえないくらい違って、経験値は違うけど一緒にいいもの作りたいという意味で、役として負けちゃダメだという思いがすごくありました。
濱田:古川さんと同じシーンがほとんどなかったんですが、一瞬でも感じた冷静さ、大人としての立ち振る舞いを見て、大人の俳優さんってすごいなと刺激を受けました。将来自分もこういう風な立ち位置になる時が来るんだろうなって思った瞬間だったので。瑞生とは長い付き合いですけど共演は初めてだったので感動もありつつ、僕の方が芸歴が長いので、自分ごときではあるけれども今まで得た経験値をぶつけて少しでも吸収してもらえたらいいなという思いもありました。俳優してる俺こんな感じだぞって(笑)
板垣:そんな気持ちあったんだ!
濱田:ちょっとだけね!
――板垣さんと濱田さんがおっしゃっている通り、古川さんはいつも落ち着いている印象です。昔からそういうタイプなのでしょうか?
古川:全然そんな、2人とも気を遣ってくれているだけで。僕は子供ですから。
板垣:いやいや、本当に大人です!
古川:でも本当に2人とも可愛いです。ただ、お芝居をしているときはすごいしっかりしているので、そのギャップにやられます。働いてるときはしっかりしていて、普段は可愛い。僕も刺激をもらっています。
■顔が激似と話題の古川雄輝&濱田龍臣、ほかにも共通点が!
――古川さんと濱田さんは顔が似ていると話題になっていましたが、実際に対面されていかがでしたか?
古川:ファンの方たちにすごい言われていたので、共演したいというより会いたくてしょうがないという感じで、実際に会っても似ているなと思いました。でも最初ちょっとだけ温度差があったんです。「僕に似てるって言われるよね!」って話しかけたら、「あ、いや、まあ」っていう反応で。
濱田:僕は古川さんに似てるって言われていることを知らなかったので、そういう反応に(笑)。でも、顔交換アプリをやらせてもらったら、本当に似てるわって思いました。
古川:僕は弟みたいに感じています。
板垣:僕も似ているなと思います。2人とも素晴らしいお顔立ちです!
――最後に、最近プライベートでハマっていることを教えてください。
板垣:こういう恋愛もののお仕事のために、少女漫画や恋愛ドラマを見ています。本当に僕、恋愛下手なんです。恋愛ものをやるのにそれではダメだと思って、漫画やドラマを見て勉強中です。
古川:僕はスイッチのゲームですね。今はポケモンとスマブラ(大乱闘スマッシュブラザーズ)をやっています。楽屋でやっていたら濱田くんもスイッチをやっていて、しかも、「よいしょ」っていう口癖も一緒だったんです。同じ顔で2人とも「よいしょ、よいしょ」って言いながらスイッチをやっていて、共通点は顔だけじゃなかったなと。
濱田:そうなんです(笑)。僕もゲームが大好きでスイッチとPS4を持っていて、スイッチだとスマブラとスプラトゥーン2を夜な夜な繰り返しやっています。生活リズムを乱すほどにゲームにハマっています。
――古川さんと濱田さんに、ゲームと口癖という共通点もあったとは! 3人でご飯に行かれたりはしましたか?
古川:それはまだないんです。2人が20歳になってお酒が飲めるようになったら行きたいですね。
板垣瑞生
2000年10月25日生まれ、東京都出身。7人組ボーカルダンスユニット・M!LKのメンバー。2014年、映画『闇金ウシジマくん Part2』で映画デビュー、2015年公開の映画『ソロモンの偽証』で日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。近年では、NHK大河ファンタジー『精霊の守り人』(17~18)や、映画『響』(18)などに出演し、2019年は映画『僕に、会いたかった』(5月10日公開)や『ホットギミック』(6月28日)が控えている。
濱田龍臣
2000年8月27日生まれ、千葉県出身。子役として活躍し、大河ドラマ『龍馬伝』(10)で幼少期の坂本龍馬役、実写版『怪物くん』で市川ヒロシ役を演じたことで一躍有名に。ウルトラシリーズの大ファンで、映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(10)やテレビシリーズ『ウルトラマンジード』(17)、『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』(18)に出演を果たす。2018年はそのほか、ドラマ『モブサイコ100』、『花のち晴れ~花男 Next Season~』などにも出演。また、『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』(3月8日公開)が控えている。
古川雄輝
1987年12月18日生まれ、東京都出身。2010年「キャンパスターH★50with メンズノンノ」にて審査委員特別賞を受賞し芸能界デビュー。2013年、日英共同作品『家康と按針』で海外デビューし、同年、主演ドラマ『イタズラなKiss~Love in TOKYO』が日本と同時に中国で配信され大ヒットを記録。2018年は映画『曇天に笑う』、『となりの怪物くん』、ドラマ『ラブリラン』、『ハラスメントゲーム』などに出演。