常盤貴子=『グッドワイフ』2月24日放送の第7話より (C)TBS

第2位と0.03ポイントの僅差で第3位に入ったのは、常盤貴子主演の『グッドワイフ』(TBS系、毎週日曜21:00~)で3.95。今クールは、竹内結子主演『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系、毎週木曜22:00~)、坂口健太郎主演『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系、毎週土曜22:00~)と合わせ、3本の“弁護士ドラマ”が放送中だが、その中でもトップの満足度を獲得している。

放送枠の「日曜劇場」では『ビューティフルライフ』以来19年ぶりとなる常盤の主演、それとリンクするように夫のスキャンダルによって16年ぶりに弁護士に復帰する主婦という主人公のキャラクターから、女性満足度は『3年A組』(4.14)に次ぐ2位の4.04と高数値だ。

「面白い。常盤貴子も変わらず綺麗だし内容も深い」(36歳女性)、「久々の常盤貴子の演技が新鮮」(47歳女性)、「個人的には日本版の方が好き。常盤貴子が前より全然いい」(56歳女性)など、常盤の魅力もあって本家のアメリカ版より面白いという声も出ている。

留守堂も好評『家売るオンナ』、女性支持の『QUEEN』

工藤阿須加(左)と北川景子=『家売るオンナの逆襲』2月27日放送の第8話より (C)NTV

その他、視聴率でも好調の北川景子主演『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系、毎週水曜22:00~)は3.90と4位で、満足度でも高水準。「留守堂がいったい何者なのかこれから気になる展開」(18歳女性)、「新たに登場した松田翔太さんの役柄も最高」(50歳女性)など、今回から加わった主人公のライバルで松田翔太演じる留守堂という新キャラクターも好評の様子だ。

竹内結子(左)と水川あさみ=『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』2月28日放送の第8話より (C)フジテレビ

また、全体満足度ではワースト3位だが、視聴層別に見ると10代女性では『3年A組』を上回るトップの満足度という健闘をみせているのが、竹内結子主演の『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』。全体満足度は3.44なのに対し、10代女性に絞ると4.30とかなりの高数値を記録し、トップに立っている(『3年A組』は4.23で第2位)。「メイン2人の女子トークが面白くて好き」(18歳女性)、「主要メンバーのかけあいがとてもいい」(18歳女性)など、竹内と水川あさみの飾らない大人の会話劇と、星野源「恋」のMVなどを手掛けた気鋭の映像クリエイター・関和亮氏の演出によるオシャレな映像世界も相まってが、10代女子からの“憧れ”も加わっているようだ。


いよいよクライマックスを迎える冬ドラマ。視聴者の記憶に残るのは、最終回に向けて満足度が盛り上がっていく作品だ。最後まで高い満足度を持続させられるか、もしくは巻き返して視聴者の心をぐっとつかむか、最後まで見逃せない。