フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、人気寿司店の熱血社長と板前たちを追った「人生を変える寿司~東京 板前物語~ 前編」を、22日に放送する。
都内に7店舗を構える「意気な寿し処 阿部」は、連日多くの客で賑わう人気の寿司店。何よりも「心意気」を大事にする社長・阿部浩さん(53)の下で働くのは、一癖も二癖もある、個性豊かな板前たちだ。
会社をリストラされたという中年男性や、児童相談所からの紹介でやってきた若者など、様々な事情を抱えていても、阿部さんは修業を希望する人を拒むことはない。そこには、どんな過去や背景を抱えていたとしても「人生は変えられる」という信念がある。
そんな阿部さんには、特に気に掛けている一人の板前がいた。高校卒業後、東北から上京した入社13年目のサワさん(31)。店では板場を任される中堅の職人だが、無断欠勤を繰り返すようになっていた。中学時代、引きこもりだったサワさんは「都合が悪いことがあると、逃げてしまう」という“逃げ癖”を抑えられないでいた。
自らも18歳で故郷の新潟から上京し、30歳で自分の店を立ち上げた阿部さんにとって、サワさんは苦しい時代を共に支えてくれた特別な存在。自分が夢をかなえたように、サワさんにも夢をかなえてほしいと願う阿部さんは、彼を立ち直らせようと、連日、部屋を訪ね温かく励まし、寄り添い続ける。しかし、ある日突然、サワさんが部屋から姿を消してしまう…。
ナレーションは、仲里依紗が担当する。
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