4月には、新入社員を迎える職場も多いのでは? 新入社員が社会や会社のルールをよく知らず、なにか間違えることは当然です。中には想像もつかない発言や行動に上司や先輩を驚かせる新入社員もいるようです。

今回は、マイナビニュース読者を対象にしたアンケートで「驚きの新人たち」について聞いてみました(調査期間:1月31日~2月5日、マイナビニュース会員の男女2,264人対象)。

  • 驚きの新人たちは周囲にいますか?

半数以上が驚きの新人たちに遭遇

「新入社員の行動・発言で驚いた経験はありますか?」と質問しました。「はい」と回答したのは56.6%と半数以上。

  • 新入社員の行動・発言で驚いた経験はありますか?

多いのが「先輩にタメ口」、「初日から遅刻」などで、こればかりは「誰もが通る道」として寛大な姿勢を示したとしても、回答を読むごとに震えてくるほど。恐る恐る、その扉を開けましょう……。

挨拶がなっていない! レベルではない「会話」編

「メモは? と聞いたら、『記憶力がすごいんで大丈夫です』」(40代女性)、「指導したら『ほめて伸びるタイプなのでほめてください』」(30代女性)、「『仲良くしたいからタメ口で話します』と真顔で言われた」(40代女性)とある意味ポジティブな新人たち。

「指導したらパワハラと言われる」(30代男性)、「『効率重視でやらせていただきますので、余計なアドバイスは結構です』と言われた」(40代男性)、「作業を頼んだら、『何のこと? 何でやらないといけないの?』と締め切り日に言ってきた」(40代男性)、など敬語ができない、挨拶がなっていないレベルを超えたケースもあります。

「デジタルネイティブ世代」ならでは編

「LINEのスタンプで欠勤の連絡」(60代男性)、「LINEで退職届」(30代女性)など、職務上の連絡であってもLINE連絡が当たり前なのでしょうか。

「タッチディスプレイだと思ってパソコンのディスプレイを触る」(30代女性)、「ガラケーの使い方を知らない」(30代男性)、「固定電話を使用したことがない」(40代男性)など。時代の流れ的にしょうがない部分もあるようです。

子離れできない「親」編

「入社初日に親が記念撮影に同伴」(40代男性)、「終業後の予定を聞くと、『ママやパパに聞かないとわかりません』」(50代男性)と、このレベルは「親子の絆が強い」 ともいえるかもしれません。

「注意したら、母親から『なぜうちの子ばかり叱るのか』と連絡」(60代男性)、「無断欠勤が続いたので連絡したら『○○ちゃんは疲れて眠っています』と母親」(30代女性)、「明日台風が来るから先輩の家に泊まらせてほしいと、社員の母親から連絡があった」(30代女性)、「『楽な部署へ今すぐ異動させろ』と言い、無理だと伝えると、母親から会社と職場の人間全員を裁判で訴えると電話があった」(40代男性)など、子が子なら親も親なのでしょうか……

「一般常識」が問われる編

「タイムカードを代わりに押してくれと言われた」(40代男性)、「PC操作どころか、マウスすら使えない」(30代男性)、「お客さんがいる横でスマホゲームを始めた」(50代男性)、「先方のファクス番号がわからないので、電話番号にファクス」(40代女性)など、驚愕エピソード満載。

これじゃあまるで「コント」編

「スーツが金色」(40代男性)、「仕事中にダンスを踊り始めた」(50代男性)、「『今パチンコでフィーバーしているので、会社に行けません』と連絡」(30代男性)、と自分に正直なタイプがいれば……

「B4でコピーをお願いしたら、オフィスビルの地下4階(B4)で迷子」(50代男性)、「電話で敬語のつもりで『何様(なにさま)ですか?』」(30代男性)、「客先での捺印を依頼したら印鑑そのものを預かろうとしたらしく、苦情の電話が入った」(50代男性)、「取引業者の社長さんを『毎日来るとっつぁん』と本人の前で発言」(50代男性)、と素直すぎる行動や発言をするケースも。

さらには、「居眠りを注意され、『こんな会社辞めてやる』と叫んで出て行って退職」(50代男性)、「上司に注意され、八つ当たりで壁を殴り骨折」(40代男性)など、リアルコントのようです。

――仰天エピソードの連続で、おかしいやら恐ろしいやら。そんな中で「発言内容から高い知識を持っている感じで、自分の方が勉強になりました」(50代男性)というコメントもあり、尊いものを見るような気持ちになりました。