アイデムはこのほど、「中学生のキャリア観に関する意識調査」の結果を明らかにした。同調査は2018年6月14日~17日、中学1年生から3年生の子どもを持つ男女827名を対象にインターネットで実施したもの。

  • 父親との会話量:家族揃っての食事回数別

    父親との会話量:家族揃っての食事回数別

中学校1~3年生の子ども802名に、父親との会話量について聞くと、69.7%が「ちょうどよい」と回答した。大人に聞いた「家族揃っての食事回数」との関係を見ると、家族での食事回数が多くなるほど、父親と「たくさん話している」と感じる子どもが多いことがわかった。

同様に、子どもに母親との会話量について聞くと、「たくさん話している」が41.4%、「ちょうどよい」が51.3%だった。大人に聞いた「家族揃っての食事回数」との関係を見ると、家族揃っての食事回数が多いほど、母親と「たくさん話している」と感じる子どもの割合が概ね高かった。

子どもに、働いている父親を見て楽しそうに見えるかを尋ねたところ、44.8%が「楽しそう」「どちらかと言えば楽しそう」と答えた。「わからない」という子どもも、29.9%と多かった。

大人に聞いた「家族揃っての食事回数別」との関係を見ると、「楽しそう」「どちらかと言えば楽しそう」の合計値は、食事回数が多くなるにつれ増えることがわかった。

「子どもとの会話時間」との関係を見ると、有職者では会話時間が長い男性の子どもほど「楽しそう」「どちらかと言えば楽しそう」の合計値も高かった。

子どもに働いている母親を見て楽しそうに見えるか聞いたところ、48.6%が「楽しそう」「どちらかと言 えば楽しそう」と答えた。

有職の母親の方が「楽しそう」「どちらかと言うと楽しそう」の合計値は高い。大人に聞いた「家族揃 っての食事回数別」との関係を見ると、食事回数が多くなるにつれ「楽しそう」「どちらかと言うと楽しそう」の合計値も高くなっている。

  • 働く母親は楽しそうか:家族揃っての食事回数別

    働く母親は楽しそうか:家族揃っての食事回数別

子どもに、働いている父親を見てどのように感じているかを聞くと「あんな大人になりたい」「どちらかと言えばなりたい」という回答は、42.0%だった。大人に聞いた「家族揃っての食事回数」との関係を見ると、食事回数が多くなるほど、「あんな大人になりたい」「どちらかと言えばなりたい」は高かった。

  • 働いている父親を見てどのように感じているか:家族揃っての食事回数別

    働いている父親を見てどのように感じているか:家族揃っての食事回数別

子どもに、働いている母親を見てどのように感じているか聞いたところ、43.2%が「あんな大人になりたい」「どちらかと言えばなりたい」と答えた。大人に聞いた「家族揃っての食事回数」との関係を見ると、父親と同様に、食事回数が多くなるほど「あんな大人になりたい」「どちらかと言えばなりたい」の割合は高くなっている。

子どもに、将来働くことを楽しみに感じているかを聞くと、70.0%が「楽しみ」「どちらかと言えば楽しみ」と答えた。

大人に聞いた「家族揃っての食事回数」との関係を見ると、「楽しみ」と回答した割合は、食事回数が多くなるほど高い。大人に聞いた「子どもとの会話時間」との関係を見ると、有職者において子どもとの会話時間が長い人ほど、その子どもが将来働くことを 「楽しみ」と回答した割合が多い傾向があることがわかった。

  • 将来働くことは楽しみか:家族揃っての食事回数別

    将来働くことは楽しみか:家族揃っての食事回数別