富士急行は13日、同社の5000形「トーマスランド号」の営業運転を2月23日に終了すると発表した。これにともない、2月13日から「ありがとうトーマスランド号キャンペーン」を開催する。

  • 富士急行5000形「トーマスランド号」の外観

  • 富士急行5000形「トーマスランド号」の車内

「トーマスランド号」として運行中の5000形は、1975(昭和50)年3月に当時としては珍しい冷房設備を備えた車両として営業運転を開始し、翌年には鉄道友の会ローレル賞を受賞。富士急ハイランドに「トーマスランド」が誕生したことをきっかけに、現在の「トーマスランド号」の姿に改造された。

5000形「トーマスランド号」の最終営業日は2月23日で、下りは大月駅13時11分発・河口湖駅14時16分着と大月駅16時15分発・河口湖駅17時22分着、上りは河口湖駅11時16分発・大月駅12時16分着と河口湖駅14時32分発・大月駅15時29分着の列車で運転。営業運転終了後の2019年4月以降、下吉田駅で車両を保存展示する予定となっている。

  • ぬりえカード

「ありがとうトーマスランド号キャンペーン」は5000形「トーマスランド号」の引退にともない2月13~23日に開催。期間中に富士急行線各駅で配布されるぬりえカードにカラフルな色付けを行い、応募できる参加型のキャンペーンで、応募したカードは車内に掲出され、引退を迎える「トーマスランド号」を華やかに彩るという。