JR東海は6日、在来線の駅の改札口付近に設置している発車標について、3色のLED式から液晶ディスプレイ式に順次取り替えると発表した。

  • 在来線の駅の液晶ディスプレイ式発車標イメージ(提供 : JR東海)

液晶ディスプレイ式の発車標は、現在の3段である表示エリアを4段に増やすことにより、表示する情報量を拡大できる。これで3列車の発車案内をつねに表示できるほか、運行情報などのテロップをつねに表示でき、異常時における案内の充実が可能となる。従来のLED式と比べて文字がなめらかに表示されて見やすくなり、消費電力も現在より8割削減され、環境負荷が低減する。

対象駅は改札口に発車標を設置している全96駅で、ホーム上に設置している発車標は今後もLED式を使用する。2019年3月に金山駅(東海道本線・中央本線)・八田駅(関西本線)で使用開始し、2019年度中に岐阜駅(東海道本線・高山本線)・木曽福島駅(中央本線)など19駅で使用開始予定。2030年頃までにすべての改札口発車標を取り替える予定としている。