俳優の東山紀之、アイドルグループ・TOKIOの松岡昌宏、Hey! Say! JUMPの知念侑李がこのほど、京都・松竹撮影所で行われたABC・テレビ朝日系スペシャルドラマ『必殺仕事人 2019』の発表会見に出席した。

  • 『必殺仕事人』のレギュラー陣(左から 遠藤憲一、知念侑李、東山紀之、和久井映見、松岡昌宏)=ABCテレビ・テレビ朝日提供

東山主演で2007年に復活した時代劇ドラマ“必殺”シリーズの最新作。今作より、女優のキムラ緑子が新レギュラーとして加わる。キムラの役どころは、東山演じる同心・渡辺小五郎の妻・ふく(中越典子)の叔母・てん。前作までレギュラー出演し、一昨年に亡くなった女優・野際陽子さんが演じた小五郎の姑・こうの妹という役どころで、うだつの上がらない渡辺家の“婿殿”小五郎をやり込めるコミカルもやりとりを継承するという。

また、今月12日に亡くなった女優・市原悦子さんが務めているオープニングナレーションは今作にも登場。今後も引き続き使用されることが決定しているという。

東山は「前作までご出演いただいた野際さんと今回はお会いできず、市原さんも亡くなられて…。僕ら3人が“必殺”に携わる責任がさらに大きくなったと思っています。先輩方の思いをしっかりと受け止めて、この作品を後世に伝えたい」と力を込めた。また、初共演となるキムラについて「とても雰囲気のある方。ご一緒させていただくのが楽しみ」と期待を寄せた。

仕事人・涼次役の松岡は「新生“必殺”シリーズが始まったときに30歳だった僕が今は42歳。これだけ長くやらせてもらった役はないので、今後もできるだけ長く涼次を演じたい」と意気込みを。かつてバラエティ番組で共演したことがあるという市原さんについて「大好きなテニスの話をたくさんしてくださったのを覚えています。とてもナチュラルな方で、偉ぶることもなくやさしい、とても素敵な“おばちゃま”でした」と思い出を語り、故人を偲んだ。

また、今作が平成最後の“必殺”となることから、「ヘイセイといえば…」と東山、松岡にコメントをうながされた知念は「まだ若手の気持ちでいたのですが、こうしてひとつの時代が終わるとなると、自分より下の世代が増えるということなんだなと改めて感じます」と感慨深げ。「そろそろ大人としてしっかりやっていかないといけない立場。今後もこの作品にも参加していきながら、大人としてたくさんの若い人たちを迎えていけたら」と、世代を超えて受け継がれるシリーズへの思いを語っていた。