大みそかに放送された『第69回NHK紅白歌合戦』の番組平均視聴率(NHK総合、関東地区)が2日、ビデオリサーチから発表され、第1部(19:15~20:55)は37.7%、第2部(21:00~23:45)は41.5%だった。

  • 松任谷由実(手前左)、桑田佳祐(手前右)ら『第69回NHK紅白歌合戦』のステージ

前年は第1部35.8%、第2部39.4%だったため、それぞれ1.9ポイント、2.1ポイント上昇。第2部は2年ぶりに40%台に乗せ、2部制となった1989年以降で歴代23位。第1部は12位という好成績だった。

総合司会はウッチャンナンチャンの内村光良と同局の桑子真帆アナウンサーが2年連続で務め、紅組司会は広瀬すず、白組司会は嵐の櫻井翔。35年ぶりにNHKホールに登場したサザンオールスターズが特別企画としてラストを飾り、最後の「勝手にシンドバット」では、北島三郎や松任谷由実ら出演者を巻き込んだ圧巻のパフォーマンスで会場を盛り上げ、大団円を迎えた。

勝敗結果は白組が勝利し、通算成績は紅組31勝、白組38勝。NHK制作局の二谷裕真エンターテインメント番組部長は「松任谷由実さんの『私が好きなユーミンのうた』募集企画で、スタジオ歌唱シーンからNHKホールに突然現れる演出、米津玄師さんの幻想的な世界観を表現した徳島からの中継、北島三郎さんの大復活、サザンオールスターズ35年ぶりのNHKホール歌唱など、ひとときも視聴者を離れさせまいと渾(こん)身のシーンの連続だったと思います」と総括しながら、「改めまして、全ての出演者の皆さま、また撮影や中継に御協力いただいた関係者の皆さま、そして全国の視聴者の皆様に心より感謝申し上げます」とコメントしている。