テレビ東京は、30日に『ニッポンの技で世界を修理 世界! 職人ワゴン』(17:55〜21:00)を放送する。

  • 『ニッポンの技で世界を修理 世界! 職人ワゴン』

同番組は、日本が誇る巧みな技術力を兼ね備えたあらゆる分野の職人たちがワゴンに乗り、世界の困っている人を技術で救うシリーズ。2017年3月から放送を重ね、今回が第4弾となる。ストーリー・テラーは前回に引き続き、小泉孝太郎が務める。

今回は首都のベルリンをはじめ、ゲーラやブレーメンなど、ドイツ中を職人ワゴンが巡る。中でも財政難の街・ゲーラでは、消防署を大修理。緊急時すぐに出動ができるよう、更衣室や指令室などに、日本の職人ならではの手法を駆使して修理を施す。今回の職人たちの活躍にはドイツ地元メディアからの注目も集まり、地元のテレビ局である中部ドイツ放送は職人ワゴンチームが消防署を修理する様子を密着取材。「日本のテレビ番組が来ると聞いてジョークかと思った。東京からはるばる職人が来て『力になりたい』との熱い思いで測量し、設計図をつくり、ものを作り出す様子はまるで消防士のように迅速だった」と伝えた。

また、ドイツ・ゲーラの地方紙ノイエス・ゲーラ紙は「テレビ東京がゲーラに来た! 倒産の街の幸運だ」と報じ、別の地元新聞紙でも「日本から来た職人たちがゲーラ消防団の建物を修復にきた。消防団がこの珍しい訪問を歓迎している!」と称賛の声とともに取り上げた。

小泉孝太郎 コメント

今回もストーリー・テラーとして参加させていただきました。毎回この番組って素敵だなと思うのは、職人さんって普段はあまり目立たず、陽のあたるところに出ることは少ないですが、この番組だとみんな光り輝いてるんです!
さらに今回は、日本の職人さんがはるばる海外へ行って、そこで仕事をしたことが地元で報道され、ものすごく評価・感謝されている。日本人としてうれしく、また、誇りに思います。
平成最後の年末の放送ということで、時代が変わっても、来年元号が変わっても、職人さんの技術や誇りは何も変わらずに受け継がれていく。このタイミングでの放送には意味があると思いますし、変わらない凄さってものすごいと思います。
そういう凄さにハッとさせられるということは、職人さんは仕事を全うしているということなんですよね。僕も“自分の仕事を全うできているのだろうか”、と考えさせられます。そして、“頑張ろう”と。
職人さんを見て、「よし、明日、そして2019年も頑張ろう!」、そう思ってもらえれば1番の成功かもしれません。平成最後の年末にぴったりだと思います!

番組内田久善プロデューサー コメント

第4弾となる今回はドイツへ向かいました。歴史的に「職人」が多いはずのドイツも年々、職人が減っており、地方では格差も広がり、お金が無く「物を直して欲しい」人たちが多数いました。
今回も職人の技が冴え渡りますが、ご注目頂きたいのはその技だけでなく、物を大切にしたり、物を使う人たちの事を考える職人たちの「思い」です。異国の地で人々を助けて行く職人達の姿は年末に日本の事を誇らしく思わせてくれるはずです。是非、ご覧ください!