年末年始、帰省や旅行で利用することの多い飛行機。ただでさえ身動きが取りづらい空の旅、子ども連れの方は一層不安が大きいのではないでしょうか。

そこで今回は、子連れで飛行機を利用したことがあるマイナビニュース会員176名に、子連れ飛行機を乗り切るコツについてアンケートを実施しました。

  • 本当にあった子連れ飛行機ハプニング - 隣のおじさんのにおいに「なんかクシャイ」

    先輩パパママに聞く、子連れ飛行機のコツは?

子連れ飛行機でのハプニングとは?

まずは、「お子様を連れて飛行機に乗った時、ハプニングや困ったことなどが起こったことはありますか?」という質問に「はい」と答えた人は、57.4%。半数以上がハプニングに遭遇しています。

具体的な内容を見てみましょう。

「隣のおじさんのにおいが臭くって、なんかクシャイって泣いてしまった時」(38歳、埼玉県、女性)
「気圧の影響か、夜なのに泣き止まず、ずっと母乳をあげて静かにさせていた」(45歳、千葉県、女性)
「離席できない時のトイレ」(49歳、栃木県、男性)
「エアーポケットの振動で泣き出して止まらなくなった」(39歳、東京都、女性)
「主人と席が離れてしまい、子どもが動きたがって困った」(30歳、広島県、女性)
「離陸中にうんちを漏らした」(31歳、千葉県、男性)
「機材変更で席が離れてしまった」(49歳、埼玉県、女性)
「耳が痛いと騒ぎ泣き出した」(43歳、新潟県、女性)
「搭乗後の機材整備による欠航」(45歳、神奈川県、男性)

やはり耳抜き、トイレなどのトラブルが多く挙げられました。耳抜きについては、飴を持参したり、CAに相談したりして乗り切ったという人も。

欠航や遅延は乗客側ではどうにもならないトラブルですが、もしもの場合も想定して余裕を持った計画や準備をしておいたほうが良さそうです。

飛行機に乗る時の必需品

「お子様を連れて飛行機に乗る時の必需品などはありますか」という質問に対しては78.4%が「はい」と回答しました。みなさんどのようなものを持っていくのでしょうか?

具体的には、おもちゃやゲーム、タブレット、お菓子などのほか、

「気圧で具合が悪くなることがあるので、耳を覆う被り物」(46歳、長崎県、男性)
「すぐに眠らせるために足の裏に貼る用の使い捨てカイロ」(39歳、東京都、女性)
「耳抜きのために飴を用意した」(38歳、神奈川県、男性)
「耳抜き用の飲み物」(41歳、埼玉県、男性)
「酔い止め薬」(47歳、大阪府、女性)
「マスク」(49歳、千葉県、女性)

といった回答が。耳を覆う被り物や眠らせるためのカイロなどは、思わず「なるほど」と言ってしまいました。耳抜き用の飴や飲み物も必須ですね。

いつ寝かせるかがポイント

「お子様と飛行機に乗る時に工夫していることなどはありますか」については、72.7%が「はい」と回答。

「窓際の座席を予約する。枕を借りる。離着陸に備えて耳栓を用意する」(47歳、東京都、男性)
「飛行機に乗る前まで、寝かせない。飛行機に乗った時にちょうど眠れるようにリズムを作る」(38歳、埼玉県、女性)
「できるだけ搭乗後まで、お腹を満腹にさせない。吐いてしまうことがあるので」(46歳、長崎県、男性)
「昼以降の少しでも搭乗者の少ない便」(41歳、岡山県、男性)
「赤ちゃんの時期はバシネットを予約しておく」(33歳、静岡県、女性)
「スーツケースを手荷物にしない」(49歳、埼玉県、女性)

などの回答がありました。睡眠については、搭乗前に眠らせる、乗った後に眠らせる、逆に眠らないように工夫するなど、子どもの年齢や特性によってさまざまなパターンがあるようです。

ほかにも、離陸時に飴や飲み物を与えたり、搭乗前にトイレに行かせておいたりするなど、みなさん入念なタイムスケジュールのもとに行動している様子がうかがえました。

狭い機内や気圧の変化など、子どもたちには何かと負担の大きい飛行機。でも、空を飛ぶことができる憧れの乗り物でもあります。しっかりと準備をして、楽しい空の旅にできるといいですね。