歌舞伎俳優の中村勘九郎・七之助兄弟と、俳優の柄本佑・時生兄弟が、東海テレビ・フジテレビ系特番『勘九郎・七之助の極め付け! 座・中村屋2』(来年1月4日13:45~15:00)で、初の兄弟同士の対談を行う。
中村勘三郎さんと柄本明という父親同士の仲が良く、子供の頃から旧知の仲だった2組。今回は、中村屋行きつけのベトナムレストランでトークを繰り広げる。
4人が初めて出会ったのは、勘三郎さんと柄本明が出演していた舞台『浅草パラダイス』の楽屋。4人とも子供の頃で、「楽屋で波乃久里子さん(勘三郎さんの姉)のひざの上で寝てしまった」と、当時10歳の時生さんのかわいらしいエピソードが飛び出し、七之助が「その頃から(柄本兄弟は)近しい人だと植え付けられてきた」と話すと、佑&時生も「僕らも同じ感覚だったのでうれしい」と喜ぶ。
話題は、佑&時生兄弟が芸能界に入ったきっかけや、お互い偉大な父親を持ったからこそ、改めて感じる父親の存在、影響についてなど。幼少の頃、自作した芝居を勘三郎さんに見せていたという勘九郎と七之助に、柄本兄弟は「それ、お父さんもうれしかったんじゃないですか?」と感心するが、勘九郎は「今、同じことを自分の子供がやってくれる。真似してくれるのはうれしいけれど、『どうして、そういう(物語の)展開になるんだ?』と少しイラっとなっちゃう』と苦笑いする。
一方、佑&時生も、幼少の頃に父親の劇団の舞台を観に行った際、「(舞台にいる)親父の姿がとても楽しそうだと思った」というエピソードを披露する。
最後に、2019年の目標を“極め付けの言葉”で佑&時生が発表してトークは終了。収録後、佑は「純粋に楽しかったです。(勘九郎・七之助兄弟とは)どこかで遠くない存在だと思っていたところがあったので、今日、こういう場を設けていただいて非常にうれしい機会でした」、時生は「普段なかなかお会いする機会がなくて、こうして兄弟で会わせていただいて感無量です」と感想。
勘九郎は「なんとなく(柄本兄弟とは)遠い存在ではないと思いながら、今日ちゃんと話しができて、まさかの展開もありまして不思議でしたが、やっぱりつながっていると思いとてもうれしかったです」、七之助は「とても遠くない存在だったのに、今まであまり話したことがなかったので、最初は少しむずがゆかったです。でも話してみると偉大な父を持つという共通点がここまで引き合わせるのかなと、少し怖かったです」と振り返った。