歌手で俳優の星野源が、東海テレビ・フジテレビ系特番『勘九郎・七之助の極め付け! 座・中村屋2(仮)』(来年1月4日13:45~15:00)で、歌舞伎俳優の中村七之助と対談する。

  • 中村七之助(左)と星野源=東海テレビ提供

この番組は、中村勘九郎・七之助兄弟が、普段から交友のあるゲストを迎え、さまざまな話題をざっくばらんにトークしていくもの。七之助のトークゲストは、プライベートでも交流のある星野で、11月に行われた、勘九郎、七之助兄弟の父・十八代目中村勘三郎さんの「七回忌追善公演 平成中村座 十一月大歌舞伎」公演を観劇した星野が、七之助の楽屋を訪れた。

トークの舞台は、平成中村座の客席に特設したバーカウンターで、星野を寿司でおもてなし。七之助が最初に星野を知ったのは、映画『地獄でなぜ悪い』を観てだそうで、(橋本公次役を演じた)星野に大笑いして、「最高の役者さんだ」と思ったというエピソードを話す。そして、この世界を目指したきっかけなどを、幼少期の頃から父親・勘三郎さんへの憧れから見よう見まねで歌舞伎の世界に入った自身の話などを交えて、星野に質問していく。

すると星野は、中学生の頃からひっそりと作詞・作曲をしていたと告白。「ひどいのばかり。暗かった」と苦笑いする星野に「聞きたい!」と反応した七之助は、「星野源の暗い曲、皆、聞きたいですよ。中村座でどうですか?」と提案するが、星野は「せっかくの中村座なのに?」と笑いで返す。

やがて話題は、2019年の仕事についてへ。七之助は、初の5大ドームツアー「星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』」を控えている星野にエールを送り、最後に星野が2019年の目標を、“極めつけ”のひと言で表現して終了。対談中の2人は、「源さん」「七之助くん」と呼び合うほど、仲の良さを垣間見せた。

対談を終え、星野は「七之助くんに案内していただいて、舞台の裏側も全部見せていただき、花道も歩かせていただきました。中村座の舞台に上がれるとは思っていなかったので、とても幸せな気持ちになりました。七之助くんとは普段は友達なので、今日の収録は若干照れくさい部分がありましたが、仕事の話を中心に楽しい話がたくさんできたので、とても良かったです」と感想。

また、「中村座の舞台は、昔ながらの歌舞伎の観劇の仕方というものを体験できる場所ですし、この上演のために作った劇場ということも凄いと思います。(浅草という)場所も雰囲気がありますし、勘九郎くんと七之助くんが醸し出す空気みたいなものが年々魅力的になっていき、他にはないものだと感じます。やはり(父である)勘三郎さんの匂いや、勘三郎さんへの想いを出演者の皆さんはもちろん、観ている方も含めて全員が持っていると思います。そういう雰囲気が、客席、お客さんも含めて素敵な場所だと感じました」印象を語っていた。