女優の木村佳乃が主演するカンテレ・フジテレビ系ドラマ『後妻業』(来年1月22日スタート、毎週火曜21:00~)の追加キャストが11日、発表された。

  • (上段左から)篠田麻里子、長谷川朝晴、葉山奨之、平山祐介、田中道子 (下段左から)河本準一、濱田マリ、とよた真帆、泉谷しげる

黒川博行氏の同名小説が原作で、過去には大竹しのぶ主演で『後妻業の女』として映画化もされた今作。「後妻業」とは、資産家の老人を狙って遺産相続目当ての結婚詐欺を行うもので、木村は、男をたぶらかすのが天才的な後妻業のエース・武内小夜子を演じる。

これまで、結婚相談所「微祥」の経営者だが、実際は小夜子たちが行う「後妻業」の黒幕・柏木亨役の高橋克典。小夜子と柏木を追い詰めていく元刑事の私立探偵・本多芳則役の伊原剛志。父親が小夜子に「後妻業」のターゲットとされた娘・中瀬朋美役の木村多江の出演が発表されていたが、さらなる共演者が発表。

姿をくらましていたが、小夜子の元に現れ物語の後半のカギを握る弟・黒澤博司役で、葉山奨之。朋美と事実婚している佐藤・中瀬建設設計事務所の共同経営者で社長の佐藤司郎役で、長谷川朝晴。柏木が目をかけているホステス・三好繭美役で、篠田麻里子。本多の大阪府警時代の後輩・橋口健太郎役で、平山祐介。朋美の建築事務所でアシスタントとして働く司郎の浮気相手・山本絵美里役で、田中道子。柏木の後妻業の片棒を担ぐアドバイザーで司法書士の新井欽司役で、河本準一。結婚して専業主婦となっている朋美の姉・西木尚子役で、濱田マリ。ブライダル「微祥」で小夜子と同じく後妻業をなりわいとする女・瀬川頼子役で、とよた真帆。物語で小夜子の最初の後妻業のターゲットとなる、朋美の父親・中瀬耕造役で、泉谷しげるが登場する。

泉谷は「映画では自分も出演していたンだが…ちょっとしか出ていなかったもンで、いつかはちゃんとやりたいなとどこかで思っていたんだ~。テレビドラマ化で出演の話が来た時に、もしかして?もしかして! 津川(雅彦)さんが映画でやっていた役かと思った。自分に話が来たのは何かの縁だろう。難しい関西弁に挑戦しまっせー」とコメント。

長谷川は「ここ数年、相手に合わせたり、『あなたのしたいようにすれば良い』などと決定権を人に委ねるのは一見やさしそうで心の広い人間のようだが、やはり本当のやさしさではないなとあらためて感じていたら、そんな役が来ました。願ったりかなったりです」と話している。