女優の杉咲花が、来年1月スタートのテレビ朝日系ドラマ『ハケン占い師アタル』(毎週木曜 21:00~)に主演することが28日、明らかになった。

杉咲花 (C) テレビ朝日

同ドラマは『家政婦のミタ』(11年、日本テレビ系)など知られる遊川和彦氏が脚本に加え、連ドラで初めて演出を担当。悩みや原風景をはじめ、他人のあらゆることが見えてしまう特殊能力がある杉咲演じる的場中(まとば・あたる)が、能力を駆使して悩みを抱える正社員たちの救世主となるストーリ-だ。

多種多様な悩みを抱えた正社員たちを、小澤征悦、志田未来、間宮祥太朗、志尊淳、野波麻帆、板谷由夏、及川光博が演じる。さらに、毎回登場する"謎の占い師"を若村麻由美が熱演する。

杉咲は「遊川さんの作品をたくさん拝見していたので、出演が決まったときは初めてご一緒できる喜びを感じ、撮影が始まるのをとても楽しみにしていました」としつつも、「実は、遊川さんの作品に出られた経験がある方々から『鍛えられた』と聞いたこともあったので、勝手に『すごく怖い方なのかな…』と思っていたんです」と不安があったそう。

しかし、「実際にお会いしたら、作品に愛情がある方で、プロデューサーさん共々『僕たちを信じて、ついて来てください。恐れずにチャレンジしていきましょう』と言ってくださったんです」と明かし、「今回は主演ということで、プレッシャーや不安もあったのですが、その言葉のおかげで『面白い作品になるように挑戦していこう!』という気になれて、すごく救われました」と話した。

「私はアタルのような明るい役をあまり演じたことがないですし、本格的なコメディーも初めて」という杉咲は、「アタルは占うときに人柄が変わるのですが、その振り切り方も含めて、たくさん挑戦が詰まった役だと思います。遊川さんと一緒に試行錯誤しながら、アタルという人物を作っていく時間がすごく楽しい」と語る。

自身は占いを信じるタイプだといい、「年明けにはおみくじも引きますし、悪い結果が出たときに引き直したこともあります(笑)。そんな性格なので、実は占い師さんに占ってもらうのは避けているんです。言われたことに、なんだか執着しちゃいそうですから…」と告白した。

テレビ朝日の山田兼司プロデューサーは「働き方改革が叫ばれながらも、どうすればよいのか答えの見えない時代だからこそ、作家・遊川和彦氏と共に『働くこと』の意味と本質を探るドラマを描きたいと考えました」と狙いを説明し、「今まで見たことがないお仕事ドラマをお届けしたいと思います」と話した。

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