ジーベック公式サイトより

バンダイナムコグループのサンライズが新たに子会社を設立し、IGポートの連結子会社でアニメーションの企画・製作などを行うジーベックの映像制作事業を譲受することを発表した。IGポートは2019年3月11日に最終契約を結び、同年4月1日に事業譲渡を行う予定とのこと。

バンダイナムコグループは、『機動戦士ガンダム』『ラブライブ!』など、豊富なIPを活用し、エンターテインメント分野において幅広い事業を展開。IPを軸とした商品・サービスを最適なタイミングで、最適な事業に発信する「IP軸戦略」はグループ最大の強みであり、この戦略を進化させることで、50年、100年と持続的成長の実現を目指しているという。

ジーベックは1995年の設立以降、20年以上にわたり『機動戦艦ナデシコ』『宇宙戦艦ヤマト2199』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』『はなかっぱ』『バディファイト』シリーズなど、様々な層に向けた作品を制作。しかし、映像制作事業の赤字が長期化し、版権事業の売上でも補填できない状況が続いていた。映像制作事業の2018年5月期の売上総損失は1億6400万円。

今回の譲受では、オリジナルIPを創出し続けてきたサンライズの企画力とジーベックの多様な制作力が融合することで、これまでにない新たな個性を持ったIPを生み出し、バンダイナムコグループ全体でその価値を最大化することを目的としている。

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