タレントのマツコ・デラックス(46)が、15日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『アウト×デラックス』(毎週木曜23:00~23:40)で、女優の工藤綾乃(22)に助言。思わず、工藤が涙する場面があった。

マツコ・デラックス

マツコ・デラックス

工藤は2009年の「第12回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリとモデル部門賞をダブル受賞して芸能界入り。この日は、仕事が減ったことが原因で酒浸りの生活を送っていることを告白し、「全日本国民的美少女コンテストW受賞者」という肩書が重荷になり「自分の能力に見合っていない」と悩みも打ち明けた。受賞直後には仕事が殺到していたことから、今では「そうやってチャンスを与えてもらったのに、チャンスを掴みきれなかった」と客観視しているという。

これを聞いたマツコは、「私たちには分からないぐらい重荷だったんだろうね。少女がそれを背負っちゃったのが」と同情。酒をあおり、一人カラオケで熱唱する休日の様子がVTRが流れた後、工藤が「寂しいんですよね。大学の友達はいますが、みんなバイトとかしてるから忙しかったり」と吐露すると、マツコは「分かりましたこれ」と切り出し、「あなた、まだ覚悟ができてないわ」と指摘した。

さらに、「『友達と会えない!寂しい!』というところと次元の違う『女優として絶対に成功してやる』というのがあったら、変わると思う」とアドバイス。同コンテストで特別賞を受賞した米倉涼子と上戸彩を挙げ、「たぶん、己が女優として大成していくことを最優先にして生きてきたわけじゃない? そこですよ」「まだ22歳だから友達と遊びたい時。これからだから」と優しく語りかけた。

工藤は何度も頷きながら、こぼれ落ちる涙を拭う。「ごめんね」と謝るマツコに首を振り、「おっしゃる通りなのかなと思って……」と深く心に刺さった様子。「テレ東のプロデューサーさんにはすごく仲良くさせていただいています」と最近の明るい話題を伝えると、マツコは「そういうのは大事にして。そうやって関係を築いて」「季節のご挨拶を欠かさないとか」「『最近お会いしてないけど、久々にお食事どうですか?』とか」と勧めて工藤を励ましていた。