映画『怪談レストラン』(落合正幸監督)の記者会見が18日、都内のスタジオで行われ、主演の工藤綾乃、アンガールズの田中卓志・山根良顕、響の長友光弘らが出席した。

映画初出演初主演を果たす工藤綾乃。映画オリジナルのキャラクター・天野ハルを演じる

原作がこれまでに累計850万部を売り上げ、アニメも放映されるなど、小学生を中心に人気を誇る同作。昨年、「全日本国民的美少女コンテスト」(2009年)でグランプリに輝いた工藤にとっては、これがスクリーンデビューとなる。「私が演じる天野ハルは、自称『怪奇探偵』で、しっかり者の女の子です」と挨拶した工藤は「初出演初主演なのでプレッシャーはありましたが、スタッフや共演者の皆さんからいろいろ教わったので、いまは天野ハルを演じやすくなりました」と語り、撮影現場の雰囲気にもすっかりなじんだ様子だった。

この日は出演者全員が役柄そのままの衣装とメイクで登場。解剖模型役のアンガールズ・田中は「昔から『解剖模型に似てる』と言われていたので……うれしいです」と苦笑い。一方、占いガラスを演じる山根はくちばしを付けた状態で登場し、「けっこう息苦しくてしんどいです」とこぼす一幕も。

エンマ大王に扮した長友が「今日初めて(工藤に)お会いしました。グリーンバックの前で一人で演技したので、まだ誰とも絡んでいないんです」とコメントすると、いきなり工藤から「謝ってくださいよ(笑)」とフリが。これを受けて長友が、「ちょっとしか出てないくせに、会見に三番手として出てしまって、どーもすいませんでした!」とおなじみのネタを披露。工藤も大喜びだった。

アンガールズの田中(左 解剖模型役)と山根(占いガラス役)

剛力彩芽(幽霊ねえさん役)

響の長友光弘(エンマ大王役)

片桐はいり(紫ババア役)

報道陣から工藤の演技について聞かれた落合監督は、「すごく度胸がありますよね」とコメント。「初日は胃が痛くなることもあったみたいだけど、やがて撮影を楽しんでいる様子が伝わってきたし、芝居の難しさも知り始めているみたいです。その成長の早さを見ながら、彼女はちょっとした逸材だなと思いました」と、早くも大物女優の誕生を予感させる発言も飛び出し、工藤も思わず照れ笑いを浮かべていた。

アニメでもおなじみの「お化けギャルソン」も登場してのフォトセッション。なお、闇のギャルソンを演じた西村雅彦からも「作品の完成を楽しみに待っていてください」とビデオメッセージが寄せられた

映画『怪談レストラン』は、8月21日より全国公開。