日本歯科医師会はこのほど、「歯科医療に関する一般生活者意識調査」の結果を明らかにした。同調査は4月20日~21日、全国の15~79歳の男女1万人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 日常生活、健康管理、歯科健診 対応派 or 先延ばし派

日常生活で物事を先に片付けるか先延ばしにするか尋ねたところ、「先に片付ける対応派」(73.4%)の方が「先延ばし派」(26.6%)より多かった。健診や人間ドックといった健康管理でも、「対応派」(51.6%)の方が多い。

一方、歯科健診では「先延ばし派」(52.7%)が「対応派」(47.3%)を上回った。そのうえで歯科健診・受診について、「対応派」と「先延ばし派」に分け、年代別にその傾向を分析した。

この1~2年間に歯や口の中の問題で日常生活に支障をきたした経験があるかと聞くと、対応派も先延ばし派も年代とともに「支障をきたしたことがある」と答える人が増えている。

「歯に支障がある」割合を見ると、10代・20代では対応派の方が多いが、30代以降になると先延ばし派の方が高くなっている。対応派と先延ばし派で、歯や口の中が「健康だと思わない」割合を見ると、全年代で先延ばし派の方が対応派より多かった。歯の健診・受診を先延ばしにしがちな人は、将来にわたって歯の健康リスクが高くなることがわかった。

  • 対応派と先延ばし派 歯や口の中が「健康だと思わない」割合

対応派と先延ばし派の割合を年代別に見たところ、「先延ばし派」が最も多いのは20代で60.5%を占めた。20代の歯の定期チェックについて、「対応派」と「先延ばし派」に分けてみると、先延ばし派は12.7%しか歯の定期チェックを受けていなかった。「これまで歯科医師の治療やチェックを受けたことがない」も、13.2%見られた。

  • 歯への対応 対応派 or 先延ばし派(年代別)

20代が直近で歯科医に行った理由を調べたところ、対応派は半数以上が「定期健診・検診」(53.6%)と答えた。一方、先延ばし派は57.2%が「むし歯の治療」と回答している。

  • 20代が直近で歯科医に行った理由

20代にかかりつけ歯科医がいるか尋ねたところ、「いる」と回答した人は、対応派が64.9%、先延ばし派は39.0%だった。