2019年3月、埼玉県飯能市の宮沢湖畔に「ムーミンバレーパーク」がオープンする。それに先駆けて11月9日、同じく宮沢湖畔で北欧のライフスタイルを楽しめる「メッツァビレッジ」がオープン。北欧好きもそうでもない人も、自然の中でのんびりしたい人に是非足を運んでもらいたい、その贅沢な空間を紹介しよう。

  • メッツァビレッジがオープン! 大自然の中で北欧をたっぷり楽しむ贅沢な空間

    ムーミンパークに先駆けて11月9日にオープンしたメッツァビレッジ

余白と、暮らす。

フィンランド語で「森」を意味する「メッツァ」は、その名の通り、宮沢湖の周囲をメッツァビレッジとムーミンパークがぐるりと囲む、緑豊かな施設だ。テーマは「余白と、暮らす。」。もともとあった飯能の自然を贅沢に使い、ゆったりとした空間の中に北欧が散りばめられている。

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  • メッツァビレッジとムーミンパークが宮沢湖を囲む

メッツァを企画運営するムーミン物語の副社長で、ブランディングやマーケティングを担う西山祐介氏も「ムーミンパークも含め、せわしなくあっちも見てこっちも見てというテーマパークではなくて、ひとりひとりが自分のペースでゆったりと過ごせるよう意識しました。暮らしの一部になるような、そんな"ちょうどいい"空間がご提供できればと思っています」と話す。

北欧と埼玉の良さを発信

では、メッツァビレッジの内部を紹介していこう。メインとなるのは、マーケット棟(market HALL)とレストラン棟(VIKING HALL)の2つの建物だ。

まずはマーケット棟。ここでは、北欧の雑貨やインテリアのほか、地元飯能市をはじめとする埼玉の特産物なども販売されている。

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    北欧のセレクトショップや埼玉の物産店が入るマーケット棟

2階の北欧ブランドセレクトショップフロアには、marimekko(マリメッコ)やROYAL COPENHAGEN(ロイヤルコペンハーゲン)といった日本でもお馴染みのブランドを含め、約100の北欧ブランドが集まっている。

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    日本でもファンが多いマリメッコ

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    ロイヤルコペンハーゲンやiittala、ARABIAなど北欧伝統のブランドも

文具やキッチン用品、ギフトなどの雑貨や食器類、インテリア、ファッションアイテムやアクセサリーなど、北欧好きにはたまらない空間となっている。ホリデーシーズンということもあり、クリスマスアイテムも充実していた。

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  • 雑貨類やアクセサリーのほか、是非手に入れたい北欧のクリスマスアイテムも

1階の食品フロアには、北欧の食品だけでなく、飯能市で育てられた獲れたての無農薬野菜や、埼玉各地の名産品も販売されている。

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  • 近くの農場で育った無農薬野菜。カラス菜など珍しい野菜も並ぶ

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  • 飯能市だけでなく、埼玉各地の名産品も取り揃えられている

また、埼玉でお馴染みの「サイボクハム」がその場で味わえる店舗や、北欧産の無農薬ベリーを使用したスムージーなども楽しむことができる。

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  • 食べ歩きにサイボクハムやスムージーも

湖を眺めながらゆったり食事

マーケット棟に隣接するレストラン棟では、北欧フードのほかラーメンやハンバーグも提供。北欧好きの人だけでなく、家族や友人みんなで楽しめるよう工夫されている。

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    カフェや食事ができるレストラン棟

2階は、北欧のオープンサンド「スモーブロー」の専門店「LAGOM(ラーゴム)」。天井の高い広々とした空間にテーブルが置かれ、宮沢湖の素晴らしい景色を眺めながら北欧の食事を楽しむことができる。

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    2階のレストラン「LAGOM(ラーゴム)」

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    オープンサンドとスープ、コーヒーがセットになっている

ラーゴムでは、電子書籍リーダーKindleやFire HD8タブレットの無料レンタルも行っており、豊かな緑や湖を眺めながらゆったり読書というのもオススメだ。

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  • KindleやFire HD8タブレットの無料レンタルも

1階には、人気のラーメン店「AFURI(アフリ)」やハンバーグ専門店「ハンバーグの時間」、常設店として初出店となるソフトクリームの「ONE MORE BITE(ワンモアバイト)」など、さまざまな種類のフード店舗がそろっている。

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  • ラーメンやハンバーグなど、老若男女問わず楽しめるフード店舗がそろう

とくに注目なのが、関東初出店の「ROBERT'S COFFE(ロバーツコーヒー)」。コーヒー消費量世界トップクラスのフィンランドで絶大な人気を誇り、"フィンランドのスターバックス"と言われる北欧最大のカフェチェーンだ。北欧直輸入の焙煎豆を使ったドリンクやシナモンロールなどを楽しめる。

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    北欧最大のカフェチェーン「ROBERT'S COFFE(ロバーツコーヒー)」が関東初出店

店舗で買った食事やドリンクを、湖に面したテラス席で味わうこともできる。

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    宮沢湖を眺めながら味わうコーヒーは絶品

また、レストラン棟の奥にはクラフトビールなどが屋外で楽しめるオープンスペースも。ゆったりとしたイスに座って森の香りと湖の風を感じながら、さまざまな種類のクラフトビールを味わうひとときは格別だろう。

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  • クラフトビールなどドリンクやおつまみを屋外で楽しめるスペースも

自分だけのカヌーが作れる工房

そのほかメッツァビレッジでは、北欧文化に親しめる体験の場も用意されている。

スウェーデン語で「木を加工する工場」を意味する「ソグベルク」では、カヌー作りや木工体験をすることができる。カヌー作りは、工房に通いながら長い時間をかけて自分だけのカヌーを作っていくのだそう。もちろんレンタルカヌーもあり、宮沢湖でのカヌー体験も行っている。

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    カヌー作りができる工房「ソグベルク」

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    沢湖でのカヌー体験も。向こう岸に見える灯台は工事中のムーミンパーク

北欧の言語で「ライブラリ」を意味する「ビブリオテック」では、北欧雑貨作りなどが体験できるワークショップや講座を実施。シーズンに合わせたさまざまなプログラムが展開される予定だ。

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    メッツァビレッジの全体図

大自然を堪能できるゆったりとした空間の中に、北欧の魅力がぎっしりと詰まったメッツァビレッジ。そこは、「何もしない」贅沢を味わえる素敵な村。忙しい人にこそ、是非一度足を運んでみてほしい。

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    湖を眺めながら何も考えずのんびり過ごす時間も贅沢

メッツァへのアクセスは、西武池袋線飯能駅またはJR八高線東飯能駅からバスを利用。車で行く場合は、駐車場は事前予約制となっている(当日空きがある場合は予約なしの時間貸しもあり)。