楽天グループの結婚相手紹介サービス「オーネット」は11月8日、「独身男女の交際スタートに関する実態調査」についての結果を発表した。調査対象は、現在恋人がいる独身の20歳~39歳までの男女683名(男性343名、女性340名)。調査日は2018年10月24日~10月26日。

調査内容は、「現在の恋人とはじめて出会った時期」、「出会ってから交際がスタートするまでの期間」、「交際開始月」について集計。「交際開始月」については、5歳刻みの年代別で集計データを発表した。

  • 「現在の恋人とはじめて出会った時期」集計データ

    「現在の恋人とはじめて出会った時期」集計データ

「現在の恋人とはじめて出会った時期」については、「大学生までに出会った異性」が恋人という割合は39.9%、「社会人になってから」が56.5%という結果になった。その中でも20代前半の男女においては、「幼稚園~大学時代」の割合は、男性が83.6%、女性が65.2%。一方で20代後半になると「幼稚園~大学時代」という割合が一気に減少し、男性では50.5%、女性については29.8%と大きく減少している。

これは20代前半に恋人関係であったカップルが、20代後半になると別の新しい恋人と交際を開始する割合が増えるという要因に加えて、恋人関係からゴールインすることで既婚者になっていくケースが関係しているという。恋人の割合が「学園生活時代」から、「社会人になってからの知人」に変化したことも要因の一つにあげられている。

また、「幼稚園~小学校~中学校」の割合が、男性で13.4%、女性で7.6%と男女とも一定の割合でいることがわかった。幼少時代から知人であったものの、社会人になり、幼なじみや中学・高校時代の同窓会などが交際のきっかけになる場合なども関係しているという。

  • 「出会ってから交際がスタートするまでの期間」集計データ

    「出会ってから交際がスタートするまでの期間」集計データ

「出会ってから交際がスタートするまでの期間」については、70%の男女が「はじめて知り合い1年以内に恋人として交際がスタート」という結果に。最も多かったのが「3カ月以内」(35.6%)、次いで「3カ月~6カ月以内」(17.1%)、「6カ月~1年以内」(17.3%)。これに「1年~2年以内」(9.5%)、「2年~3年以内」(6.9%)をあわせると、86.9%が「はじめて出会って3年以内」に恋人として交際をスタートさせている。

  • 「交際開始月」集計データ

    「交際開始月」集計データ

「交際開始月」は、男性で最も多かったのは4月、次いで3月。一方、女性は9月、次いで8月という結果となった。男性は「春」に交際を開始する割合が高く、女性は「夏」に交際を開始する割合が高いということがわかった。

同社は、「男性は学業や仕事の節目となる年度末や年度初めに、就職や転勤、部署配置換え等が異性との交際をスタートする大きな後押しやきっかけとなっているのかもしれません」と推測。女性側については「女性は知り合いや友人といった異性との交流を通して、1年のうち活動が活発になり開放的となる夏場に、交際スタートのきっかけとなることが増えることが、この時期の割合が高いという要因の一つであるかもしれません」という見解を示している。

さらに「交際開始月」を男女別に5歳刻みの年代別にした結果、男女の交際スタートの最も割合が高い月は、男性は3月が25歳~29歳、4月は30歳~34歳が突出して高い割合を示していることがわかった。女性は最も高い割合の8月は、20歳~24歳、9月は25歳~29歳が突出している結果となった。

  • 「交際開始月」集計データ(5歳刻みの年代別)

    「交際開始月」集計データ(5歳刻みの年代別)

「結婚を意識している男女」という視点で見ると、男性は1年の節目となる3月や4月に一歩を踏み出す傾向にあることがわかった。一方女性の8月、9月という理由については、1年で最も結婚式が行われるのが10月前後の時期となり、未婚男女にとって知人や友人からの結婚式の招待状が届く時期が7月~9月に重なる。この周囲からの刺激も、交際をスタートする後押しの大きな要因の一つになっているかもしれないという。