京成電鉄は1日、ダイヤ改正を12月8日に実施すると発表した。「スカイライナー」の運転間隔の調整、千葉線・千原線で運行される普通の6両編成化がおもな内容となる。北総鉄道も12月8日に現行ダイヤを一部修正する。
成田スカイアクセス線経由で京成上野・日暮里~成田空港間を結ぶ全席座席指定の有料特急「スカイライナー」は日中時間帯の運転間隔を調整し、利用者の多い夕方の列車を増発する。下りは京成上野駅を11~13時台に発車する列車の時刻が変更され、同駅を17時台に発車する列車が現行の2本から3本に増える。上りは成田空港駅を13時台に発車する列車が現行の3本から2本となる一方、同駅を土休日の17時台に発車する列車が現行の2本から3本、平日の19時台に発車する列車が現行の1本から2本に増える。
千葉線・千原線では一部列車が4両編成で運行されており、ダイヤ改正で6両編成に変更。これにより、金町線および宗吾参道~芝山千代田間(東成田~芝山千代田間は芝山鉄道線)を除く区間で4両編成の列車が廃止され、混雑緩和と着席率の向上が図られるという。京成本線の京成高砂~京成津田沼間では、平日朝に上り普通1本、平日深夜24時台に下り普通1本が増発される。
京成線のダイヤ改正と同日に北総線もダイヤ修正を実施。平日15~16時台に新鎌ヶ谷駅を発車する上り(京成高砂方面)普通、平日18時台に印西牧の原駅を発車する下り(印旛日本医大行)普通は運転間隔が30分前後開く箇所があったため、時刻変更または増発による運転間隔の縮小を図る。京成高砂駅を15時25分に発車する下り普通は現在、印西牧の原駅で印旛日本医大行に乗り換える必要があったが、ダイヤ修正で現行の印西牧の原行から印旛日本医大行に変更され、乗換え解消とともに所要時間を2分短縮する。