続いて行われたのは、「ポエムデート特別編」と題した企画。リスナーから送られたポエムを佳村が朗読するという、番組内でもおなじみのコーナーだ。ファンが考えたポエムの前に、まずは佳村自身が考えたポエムを詠むことに。

内容は「痛い、痛いよ」と心の痛みを表現しているかのような内容から始まり、「天ぷらを食べるときは涙する、とんかつを食べるときだって痛い」と少し様子がおかしい展開になり、その正体は実は「口内炎」だったと締めるもの。ただの口内炎について述べただけのポエムに、会場からは微妙な拍手と笑い声が飛んだ。

その後、ファンから送られてきたポエムを朗読する佳村と諏訪。最初に佳村が読み上げたのは「記念日について」。その綺麗な内容に「素敵!」「いいね」「歌にしたい」と絶賛するふたり。その流れでポエムの内容を歌いだした佳村だったが、諏訪からは「台無し」とバッサリ。対する諏訪は見事に歌い上げ、会場からは惜しみない拍手が送られた。

続いて、「思い出の場所である『秋の紅葉の並木道』を歩きながら、これまでを思い返す」といった情景が浮かびやすいポエムを諏訪が詠む。そして「デート」や「プロポーズ」というワードから、おじいちゃん・おばあちゃんになっても……という話へ展開していく。そこから老夫婦ふたりの寸劇が始まるも、耳が遠くて聞き間違えをしてしまうという素直じゃない展開へもっていくという、少しひねった内容にするところが役者だ。そのやり取りの妙に会場は笑いに包まれた。

「ポエムデート出張編」の次に行われたのは、「出張版 るるきゃんの小部屋」と題したコーナー。ファンから送られてきた理想のデートシチュエーションをエチュード形式で演じるというもの。

今回寄せられたシチュエーションは「夜に心霊スポットに車で出かける」、「少し肌寒いときに海に行く(そしてふたりでストールを巻く)」、「自宅でまったりデート(たこ焼きをふーふー。最後に残ったたこ焼きによって起きる、呼吸を止めて1秒あなたのシチュエーション)」の3つ。

なお、この世の中で一番怖いのはおばけだという諏訪は、心霊スポットのデートに関しては「行くのは難しい」と必死になる。一方、佳村は「たこやきふーふー」に関して「恩着せがましい。自分でやるよ」と持論を展開。だが、「その(ふーふーの)仕草を見たいのでは?」という諏訪からの意見でようやく納得した佳村だった。

寄せられたシチュエーションの中から今回は「ふーふー」について学ぶために「自宅でまったりデート」を実践。用意された道具の中にストールを見つけ、「ふたりでひとつのストールを巻きながらたこ焼きを食べる」という内容に。「ふーふー」やロシアンルーレットたこ焼きを楽しむカップル、という流れから、最後にひとつ残ったたこ焼きを見ながら「タッチ」を歌い、今回のエチュードは締めくくられた。

イベント最後にはプレゼント抽選会が実施された。抽選会後はふたりで「デートしてくれる?」「この後空いているよ、(今日は野球の)試合ないからね」と仲良しトークを最後まで続け、ゲストの出演パートは終了、その後は佳村によるDVDお渡し会が行われ、イベントの幕を下ろした。