鉄道博物館(埼玉県さいたま市)は10月20日から、企画展「貨物ステーション ~カモツのヒ・ミ・ツ~」を開催する。システム化が進んだ鉄道貨物輸送の現在の姿と、145年間の鉄道貨物の歴史を多数の写真と資料で紹介する。

  • 鉄道博物館が企画展「貨物ステーション ~カモツのヒ・ミ・ツ~」を開催(写真はイメージ)

企画展ではまず、旅客輸送と貨物輸送の違い、鉄道貨物輸送が環境にやさしく、人手不足を補える理由など、「鉄道貨物の特徴」を展示装置などにより来場者に説明。続いて新橋~横浜間に鉄道が開業した翌年、1873(明治6)年に貨物列車の運行を開始してから全国に鉄道貨物輸送網が広がるまでの歩みなど、「鉄道貨物の歴史」を紹介する。貨車を組み替えるために各地に設けられた「操車場」のしくみと廃止に至る歴史、さらに現在行っている「拠点間直行輸送方式」についても解説する。

「鉄道貨物輸送のしくみと貨物駅の仕事」についての展示もあり、旅客駅とは異なる貨物駅の設備や、そこで行われている仕事を写真などで紹介する。企画展の会期は2019年2月24日まで。鉄道博物館の入場料のみで観覧できる。

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