鉄道博物館の新館オープン・本館リニューアル報道公開が26日に行われ、新館1階「仕事ステーション」に展示されたE5系(E514形新幹線電車)のモックアップと400系(411形新幹線電車)の内部も特別に公開された。鉄道博物館の新館は7月5日にオープンする。

  • 鉄道博物館の新館1階に展示されたE5系モックアップと400系

新館オープン後の展示車両に関して、通常、E5系モックアップは外観のみ見学でき、400系は外観・車内ともに見学可能だという。今回の報道公開では、E5系・400系ともに外観・車内を見学でき、400系については運転台を見学することもできた。

400系は新幹線・在来線を直通するミニ新幹線車両として製造され、1992(平成4)年に登場。山形新幹線「つばさ」に使用され、東北新幹線区間では200系などと併結運転を行った。車体サイズは在来線、台車は新幹線のレール幅(1,435mm)に対応し、新幹線・在来線の両区間で走行可能な性能を備え、保安装置も搭載。急勾配の板谷峠区間も走行でき、営業最高速度は新幹線区間240km/h、在来線区間130km/hとされた。その後、最高速度275km/hのE3系の登場により、2010年に引退している。

新館に展示された車両の番号は「411-3」で、1992年川崎重工製の東京方先頭車。鉄道博物館の所蔵車両では唯一のグリーン車だという。新幹線の新時代を予感させる銀色の斬新なデザインで、新幹線区間で併結運転を行うための自動開閉カバー付き連結器、新幹線駅で安全に乗降できるようにするための可動式ステップを備える。車内は横3列(1列+2列)の座席配置となっていた。

  • 展示車両2両の外観は新館2・3階からも見ることができる

同じく新館に展示されたE5系モックアップは、展示用として日立製作所により製造され、編成は「U0」、車両の番号は「E514-9001」とされている。E5系の新青森方先頭車(E514形)を再現しており、床下機器・サービス機器・保安装置等以外は実車とまったく同じだという。E5系で初めて導入された「グランクラス」の車内も再現された。

新館は1~3階にかけて吹抜け構造となっているため、2階・3階からもE5系モックアップと400系の外観を見学できる。なお、新館付近の屋外では、今年3月から「Max」の愛称で知られたオール2階建て新幹線車両E1系(E153形新幹線電車)「E153-104」の展示も開始された。

  • 鉄道博物館の展示された400系とE5系モックアップの外観・車内。400系の運転台も特別に公開された