マクロミルは10月2日、ニュースレター「HoNote通信」vol.150として、「ミレニアル世代のお金に関する調査」の結果を発表した。調査は8月20日~21日、マクロミルモニタ会員1,000名(15~24歳330名、25~38歳340名、39~53歳330名)を対象に、インターネットで行われた。

ミレニアル世代のお金の使い道

同調査では、25~38歳を「ミレニアル世代」と定義し、そのミレニアル世代との比較対象として、15~24歳の世代と、39~53歳の世代にも調査を実施した。

  • ミレニアル世代のお金の使い道

    ミレニアル世代のお金の使い道

ミレニアル世代のお金の使い道について調査したところ、最もお金を使っているものは「外食・食費」(86.2%)となり、次いで「ファッション・美容・インテリア」(74.4%)、「投資・貯蓄」(60.0%)と続いた。上位3つまでは他の世代も同様の順位だったが、「投資・貯蓄」に関しては、ミレニアル世代の割合が他世代に比べて15ptも高い結果となった。

  • 貯金、自己投資、投資・資産運用の実施率

    貯金、自己投資、投資・資産運用の実施率

「投資・貯蓄」の内訳を見てみると、ミレニアル世代の半数以上(54.7%)が「貯金」をしているのに対し、39~53歳の世代は37.0%、15~24歳の世代は38.2%と、ミレニアル世代が突出していることが明らかに。そのほか、ミレニアル世代の14.7%が「自己投資(勉強・資格など)」に、10.6%は「投資・資産運用」にお金をかけていることがわかった。

ミレニアル世代のお財布事情

続いて、ミレニアル世代のお財布事情について調査を行った。その結果、ひと月あたりの「貯金額」は2万5,996円、「自由に使える金額」は2万7,148円、「プライベートで使う金額」は2万2,746円となった。また、所持するお金としては、「財布に入っている金額」が1万276円、「電子マネーにチャージしている金額」は3,218円だった。

他の世代と比べると、「貯金額」以外は、世代が上になるに連れそれぞれの金額も上がる傾向が見られたが、「貯金額」に関しては39~53歳の世代(2万5,424円)よりもミレニアル世代の方が500円程度高かった。

  • 投資・資産運用に対する興味度合い

    投資・資産運用に対する興味度合い

次に、他の世代と比較して貯金意識が高いミレニアル世代の「投資・資産運用」への興味について調べたところ、ミレニアル世代の44.4%が「興味を持っている」(「とても興味がある」15.0%、「まあ興味がある」29.4%)と回答。投資や資産運用を実際に行っている人の割合は上の世代よりも低いものの、興味を持っている人の割合は多いことがわかった。