JR東日本とソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ(以下「ソニー」)、JR東日本メカトロニクスは、「Suica」と各地域の交通系ICカードを1枚のカードにまとめられる「地域連携ICカード」とその発行システムの開発を行うと発表した。
これにより、バスの定期券や各種割引などの地域独自サービスと「Suica」のサービスを1枚のカードで利用できるようにする。現在、全国で10種類の交通系ICカードが相互利用サービスを実施しているものの、導入費用や運用面の課題により、まだ導入していない地域も少なくない。
今回発表された「地域連携ICカード」を開発することで、地域交通事業者は「Suica」の既存インフラを活用した上で独自サービスの提供が可能になるため、システム投資や運用にかかる費用を軽減できるという。
各社の役割分担も発表され、JR東日本は地域交通事業者による「地域連携ICカード」の導入サポート、ソニーは技術開発、JR東日本メカトロニクスは新機能のICカードへの実装やカード発行に関する設備開発などを行うとのこと。2021年春の提供開始をめざす。
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