ビジネスパーソンに出張はつきもの。いつもと違う本社や支社での研修に、遠方のクライアントとの打ち合わせ、そしてその後の飲み会etc……。これらの正規のタスクをすべて終えた後は、職場の上司や同僚のための最後の“仕事”が待っている。そう、お土産選びだ。

出張に出ている間、職場にいろいろと迷惑をかけることもあるだろうから、そのお礼にと出張先でお土産を購入するビジネスパーソンは多い。そんなとき、もちろん定番モノでもOKだが、「せっかくなのでちょっといいモノを購入して皆に喜んでもらいたい……!!」と考える人もいるはずだ。

では、いったいどんなお土産が喜ばれるのだろうか。そもそも、各地にどんなお土産があるのだろうか――。自分で調べるよりも、「その道のプロ」に聞いた方が早い。そこで、秘書時代に年間約120個、累計で3,000個以上の接待の手土産を選んできたお土産のスペシャリスト・渡邉華織さんに、日本各地の主要都市のおすすめのお土産をセレクトしてもらった。

今回は1,000万人以上もの人が住み、文字通り日本の中心地として栄える東京都に出張した際に購入したいお土産を紹介しよう。

東京會舘の「プティガトー30」

  • 東京會舘の「プティガトー30」(税込3,240円)

    東京會舘の「プティガトー30」(税込3,240円)

東京會舘という歴史とブランド力で、目上の人や舌の肥えた人へも安心して贈ることができる逸品。個包装で日持ちがするので、職場のばらまき用としてもおすすめだ。税込3,240円。

夢のまた夢の「栗入り黒滋」

  • 夢のまた夢の「栗入り黒滋」(税込3,500円)

    夢のまた夢の「栗入り黒滋」(税込3,500円)

健康志向の芸能人ご用達の知る人ぞ知る店の新作。黒滋はまだ東京の人にもあまり知られていないスイーツで、その正体は無臭でフルーティな完熟発酵黒にんにくを主役にした「滋養丸ごと」のようかんだ。店名、商品名、ストーリーのどれもとってもインパクト大の商品で、特にお疲れ気味のビジネスパーソンにピッタリと言えるだろう。税込3,500円。

CAFE OHZANの「スティックラスク」

  • CAFE OHZANの「スティックラスク 10本入りショコラ」(税込2,484円)

    CAFE OHZANの「スティックラスク 10本入りショコラ」(税込2,484円)

「女子ウケ」「インスタ栄え」を狙いたいならこのお土産で間違いなし! 職人によるトッピングは季節によって変わるので、季節感も味わえるスイーツとなっている。個包装で日持ちがするため、職場の女性へのお土産にグッド。10本入りで税込2,484円。

レストラン アピシウスの「オリジナルケーキ」

  • レストラン アピシウスの「オリジナルケーキ」(税込3,460円)

    レストラン アピシウスの「オリジナルケーキ」(税込3,460円)

誰もが憧れる一流フレンチレストランの味を自宅で味わえる逸品。日持ちがしないため、家族用のお土産としても使える。日頃のねぎらいと感謝を込めて、いつもお世話になっているパートナーにあげるのもいいだろう。税込3,460円

LOUANGE TOKYOの「ギモーヴショコラ」

  • LOUANGE TOKYOの「ギモーヴショコラ」(税込2,376円)

    LOUANGE TOKYOの「ギモーヴショコラ」(税込2,376円)

シャンパンやモヒート、ローズカシスといった大人のフレーバーのギモーヴが中に入っている、新食感のチョコレート。常温で持ち運べるし、パッケージがオシャレなのでトレンドに敏感な人やチョコレート好きの人に特に喜ばれるだろう。税込2,376円。

フードリレーションの「東京さしすせそ」

  • フードリレーションの「東京さしすせそ」(税込4,320円)

    フードリレーションの「東京さしすせそ」(税込4,320円)

甘いものが苦手な人や料理好きな人、自宅に家族がいる人におすすめなのがこの「東京さしすせそ」。伝統ある5つの東京産調味料が1箱に詰まった珍しい商品で、コスパ的にも◎だ。税込4,320円。

近年の東京近辺のお土産のトレンドは?

渡邉さんは近年の東京を含めた関東近辺のお土産事情について、以下のように解説してくれた。

「羽田空港や東京駅などで購入できるお土産は、トレンドを追ったものやインスタ映えするものが多く、よく東京に来る方であれば、そのようなお土産にチャレンジしてみるのも良いでしょう。でも失敗しないのは、『東京でしか購入できない東京の有名店の商品』です。百貨店でも、お手頃な価格のものがいろいろあります。『東京限定』を目印に探してみるといいでしょう。東京のお土産を知り尽くしている方でしたら、高級レストランや予約の取りづらい人気店、有名人が通うお店のスイーツなどはいかがでしょうか。事前に予約すれば、お食事をしなくてもお土産だけ購入することができますよ。意外に良心的なお値段のものが多いので、グルメな方や東京通の方へのお土産におすすめです」

次回の東京出張時にお土産を選ぶ際は、ぜひとも参考にしてもらいたい。

※金額はすべて2018年9月時点のもの

監修者プロフィール: 渡邉 華織(わなたべ かおり)

ぐるなび『こちら秘書室』担当室長。約20年にわたって大手企業の会長や社長の秘書業務を務め、秘書時代は年間約120個、合計3,000個以上の接待用の手土産を選び、プライベートでも年間60個もの手土産を選ぶ手土産選びのスペシャリスト。これまで、中国政府要人、アメリカ大使、アルゼンチン大使、ベルギー大使など国際的なセレブリティへの手土産も選んできた。

現在は36,000人以上の秘書会員をもつ『こちら秘書室』の担当室長としてコミュニティーをまとめ、秘書のためのスキルアップセミナー、接待店の試食会などを企画し、現役の秘書に必要な情報を提供している。また、秘書会員の目利きにより選ばれた、ビジネス使いに適した手土産を紹介するサイト『接待の手土産』が年に10回ほど行う、秘書会員による手土産の品評会では、秘書の誘致を手がけるとともに、自らも約450個の手土産を試食。味だけでなく包装紙や紙袋にわたるまで最近の手土産動向を把握し、現役秘書の手土産ニーズや悩み事を吸い上げている。