京都鉄道博物館は11日、秋のイベントとして「Love Tabi展 ~時代とハートをうごかす列車旅~」とこれに関連した「トレインヘッドマーク トラベルスタンプラリー」、日本で鉄道が開業した10月14日の「鉄道の日」を記念した「この迫力は圧巻! SL三重連 特別展示」など、来場者を鉄道の世界に引き込むイベントを多数開催すると発表した。

  • 「この迫力は圧巻! SL三重連 特別展示」(イメージ)

  • 「子どもから大人まで乗車できる! ミニSL運転会」(イメージ)

「鉄道の日」に合わせた展示として、京都鉄道博物館で保存展示している蒸気機関車を3両連結した「この迫力は圧巻! SL三重連 特別展示」を開催。どの車両が連結するのかは、当日までのお楽しみとなっている。

同時に、本物のSLと同じしくみで動くミニSLが牽引する客車に乗車できる「子どもから大人まで乗車できる! ミニSL運転会」も開催。どちらも10月13・14日に開催され、「SL三重連」の特別展示は10時から17時30分まで。ミニSL運転会は1日2回行われ、受付時間は10時30分から12時までと、13時30分から16時30分までとなっている。

「鉄道の日」に合わせて開催されるイベントでは、「レール幅9ミリの鉄道模型が広げる世界! Nゲージの世界で再現! 150分の1のJR京都線を見てみよう!」と題し、JR京都線の京都駅・新大阪駅をNゲージで再現した展示も。実際に走らせることができるNゲージのレイアウトが設置される。開催期間は10月13日から2019年1月29日まで(11月23日、12月15・22日を除く)。

  • 「レール幅9ミリの鉄道模型が広げる世界! Nゲージの世界で再現! 150分の1のJR京都線を見てみよう!」(イメージ)

  • 「マロネフ59形1号車」

京都鉄道博物館では週末を中心に月替わりで展示車両の車内を公開しており、10月は戦前に製造された皇室・貴賓客用の寝台客車「マロネフ59形1号車」を土日祝日の10~12時と13時30分から16時30分までの時間に公開する。

9月22日から開催する企画展「Love Tabi展 ~時代とハートをうごかす列車旅~」では、鉄道の発展とともに長距離移動が便利になり、人々が旅を楽しむようになったことから、「鉄道の旅」の楽しみ方をさまざまな視点で紹介する。企画展のテーマに合わせた「トレインヘッドマーク トラベルスタンプラリー」、JR各社の観光列車の車内をVRで体験できる「旅をつくる列車たち ~VRで観光列車を体験しませんか?~」も開催。いずれも開催期間は2019年1月29日まで(VR体験は土曜日・日曜日・祝日のみ)となっている。

その他にも、京都の観光名所のひとつ「保津川下り」の船頭経験者である豊田知八氏を講師に招き、保津峡の歴史と交通についての講演会(10月27日)、企画展と連動した「旅」をテーマとした寄席(11月3日・12月15日・1月12日)、京都を走った路面電車「京電」「市電」の開業から廃止までを貴重な写真で振り返る写真展(10月6~28日)、鉄道トンネルの貫通点付近で採掘された貫通石や、華々しいトンネル開通の祝賀の様子を紹介する収蔵資料展(9月15日から12月9日まで)などの開催が予定されている。