SMBCコンシューマーファイナンスは9月3日、「AIへのイメージ」に関する調査結果を発表した。調査期間は2018年2月1日~7月31日、調査対象はPROMISE 金融経済教育セミナーを受講した高校生及び大学・専門学校生、有効回答は8,379人。

AIのイメージ、4割弱が「ネガティブ」

  • AIについてどのような印象を持っていますか?

AIについてどのようなイメージを持っているか、ポジティブ(便利、正確等)な要素を含んだ回答とネガティブ(なまけてしまう、仕事がなくなる等)な要素を含んだ回答の全8項目から1つを選んでもらい、その割合を確認したところ、ポジティブ回答は60.5%、ネガティブ回答は39.5%との結果に。男女別では、男性が34.9%、女性が43.2%と、女性の方がネガティブに捉えている割合が多かった。

AIのイメージについて回答別にみると、「便利そう」(29.3%)が最も多かったものの、「機械にとって代わられる/仕事・バイトがなくなりそう」(18.9%)が2位に入り、若者の未来に大きな影響を与える可能性が高いAIの浸透には慎重な意見があることがわかった。

日常生活においてどのようなものなら、AIを搭載した機械を使ってみたい(使ってみてもよい)と思うか聞くと、ポジティブ派・ネガティブ派ともに「ニュースや音楽を聴くツール」(ポジティブ19.7%、ネガティブ21.0%)が最多。しかし、ネガティブ派の20.2%は「特に使ってみたい(使ってみてもよい)と思わない」と答えており、AIを搭載した機械自体を受け入れていないことがわかった。

日常生活における便利機能がすべて搭載された夢のようなロボットを購入できるなら、いくらくらいで手に入れたいか質問したところ、「100万円以下」が40.3%、「いくらであっても購入しない」が30.3%の順となった。