JRグループは28日、今年度も「鉄道の日」(10月14日)に合わせ、JR線の快速・普通列車の普通車自由席などに乗り放題となる「秋の乗り放題パス」を発売すると発表した。あわせて「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」も発売される。
今年度の「秋の乗り放題パス」は9月15日に発売され、販売期間は10月19日まで。利用期間は10月6~21日のうち連続する3日間(1枚を複数の人で利用するのは不可)とされている。JR線で運行される快速・普通列車の普通車自由席に加え、BRTおよびJR西日本宮島フェリーが乗降り自由に。JR線の快速・普通列車のグリーン車自由席はグリーン券、普通車指定席は座席指定券を別途購入することで乗車できる。
新幹線や特急列車などは乗車不可(特急券等の他に乗車券も必要)だが、特例として石勝線新夕張~新得間、奥羽本線新青森~青森間は当該区間内相互発着の場合に限り、「秋の乗り放題パス」のみで特急列車の普通車自由席に乗車できる。また、九州内の宮崎~宮崎空港間(宮崎空港線など)に加え、佐世保線早岐~佐世保間も区間内に限り、特急列車の普通車自由席に乗車可能となった。
JR線と直通運転を行う他社線については、青い森鉄道八戸~青森間(下車可能駅は八戸駅・野辺地駅・青森駅)、あいの風とやま鉄道高岡~富山間(途中下車可能駅は高岡駅・富山駅)、IRいしかわ鉄道金沢~津幡間(下車可能駅は金沢駅・津幡駅)のみ、快速・普通列車の普通車自由席で通過利用する場合に限り乗車可能。その他の鉄道事業者の路線は別途、利用する区間の乗車券類が必要となる。
「秋の乗り放題パス」と併用できる「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」も9月15日に発売。利用期間は「秋の乗り放題パス」と同じく10月6~21日。乗車日当日に限り、北海道新幹線奥津軽いまべつ~木古内間(奥津軽いまべつ駅との乗換駅は津軽線津軽二股駅)の普通車の空席と、道南いさりび鉄道木古内~五稜郭間の普通列車が片道1回のみ利用可能(北海道新幹線・道南いさりび鉄道の利用行程が連続していることが必要。木古内~五稜郭間各駅への下車は不可)となっている。
発売額は「秋の乗り放題パス」が大人7,710円・こども3,850円、「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」が大人2,300円・こども1,150円。ともに全国のおもなJRの駅、JRの旅行センターなどで発売される。「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」を利用する際は、改札にて「秋の乗り放題パス」と一緒に提示する必要がある。