マイボイスコムはこのほど、「電子書籍」に関する調査結果を明らかにした。同調査は7月1日~5日、全国の男女1万338人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 電子書籍を読む頻度

    電子書籍を読む頻度

直近1年間に電子書籍を読んだ経験があるか尋ねたところ、全体の約4割が「ある」と答えた。特に若年層での比率が高く、10・20代で6割弱、30代で5割となっている。 読む頻度は「月に1回以下」が1割強、「週1回以上」が2割弱となった。「電子書籍は読まない」は55.5%だった。

直近1年間に電子書籍・コミック・雑誌を読んだ人に読むジャンルをたずねたところ、「マンガ・コミック(単行本)」(47.3%)が最も多く、「小説」「趣味・生活関連の実用書」「雑誌(マンガ以外)」が各30%台、「ビジネス書」は17.1%だった。

「マンガ・コミック(単行本)」は女性や若年層での比率が高い。男性30代は「ビジネス書」「マンガ雑誌」の比率が高くなっている。

  • 電子書籍で読むジャンル

    電子書籍で読むジャンル

直近1年間に読んだ電子書籍・コミック・雑誌の冊数は、「週に1冊以上」「月に2~3冊」「月に1冊程度」が各2割だった。月に1冊以上読んだ人は、直近1年間利用者の6割強だった。

直近1年間の電子書籍・コミック雑誌利用者に、どのような端末を利用したか尋ねたところ、「スマートフォン」(43.3%)が最も多く、「タブレット端末」「ノートパソコン」「デスクトップパソコン」が各2割、「電子書籍専用端末(amazon Kindle、ソニーReader、楽天Koboなど)」が1割弱だった。

自由回答では、電子書籍を利用したい人からは「出先で急に時間ができたときや移動中に手軽に見られて値段も手ごろなら利用していきたい」(男性26歳)、「雑誌などは場所をとるので電子書籍を利用したい」(女性68歳)、「旅行に行くときにガイドブックとかを電子書籍にすると手軽」(女性50歳)という意見が寄せられた。

一方、電子書籍を利用したくない人は、「コレクションしたいので、なるべく現物(紙の本)で読みたい」(男性26歳)、「紙で読む方が内容が頭に入りやすいから。集中しやすいように感じるから」(女性19歳)、「とても読みにくそうだと感じている」(男性65歳 )という意見があった。