開発者が語る!電動鼻吸い器ができるまで

ーー電動鼻吸い器の開発を始めた経緯について教えてください。

新井さん
ピジョンでは、口で吸うタイプやスポイトタイプの鼻吸い器をすでに発売していましたが、電動タイプはありませんでした。そのため、電動鼻吸い器はもともと開発商品の候補ではありました。自分自身も2人の子どもを育てて、鼻水と悪戦苦闘した経験から、電動鼻吸い器は必要な商品だと実感していたので、開発をスタートしました。

ーー今回発売される電動鼻吸い器は据え置き型ですが、最初からこの形を想定していたのですか?

新井さん
いえ、最初はハンディタイプで、乾電池で動く形のものを想定して開発を進め、試作品も作っていました。しかし、ハンディタイプは吸引圧に限界があるんですよね。悩みましたが、やはり鼻水がしっかり取れることにこだわろうと、パワーが出せる据え置き型に変更しました。

ーー据え置き型と聞くと大きいものを想像しますが、すごくコンパクトですよね!

新井さん
これまでの据え置き型は本体に鼻水を集めるタイプのものが多いので、どうしてもサイズが大きくなりがちでした。ですが、今回の開発では吸った鼻水を集める「鼻水キャッチャー」をノズルに付けることで、本体は小さくすることができました。チューブに鼻水を通さないので、使った後の後片付けもラクなんですよ。