俳優の吉田栄作が、テレビ東京系ドラマ『天 天和通りの快男児』(2018年秋放送)に出演することが1日、わかった。

  • 吉田栄作

    吉田栄作

同作は『カイジ』『アカギ』『銀と金』など、ギャンブル漫画の第一人者で、カリスマ的人気を誇る漫画家・福本伸行の原点とも言える同名漫画を実写化。麻雀の請負業(=代打ち)を営む天貴史(岸谷五朗)と、天に憧れる井川ひろゆきが、神域の男と呼ばれる伝説の 雀士・赤木しげるや関西屈指の現役最強の雀士・原田克美らと出会い、日本の裏麻雀界の頂点を決める戦いに挑んでいく。

吉田が演じるのは、『天』から生まれ、原作ファンの中で絶大な人気を獲得したもう一人の主人公・赤木しげる(アカギ)。あまりに冷徹な麻雀の打ち回しから悪魔と恐れられる、負け知らずの超天才で、アカギを主人公にしたスピンオフ作品『アカギ~闇に降り立った天才~』は、2月に最終回を迎えるまで27年もの間連載が続き、単行本の累計発行部数1,200万部を誇る大人気漫画となっている。

再現率の高さに、吉田は「ビジュアルを寄せることで気持ちからキャラクターに近付き、その世界観を映像の中でも再現出来たらと考えています。赤木の打つ麻雀や台詞は、経験から来る『自信』と『センス』そして風向きさえ味方にする『強運』で勝ち続けた裏付けのある結果なのだと思います。雀神とまで呼ばれる赤木には全く及びませんが、自分がこの世界で生き続けて来られた経験を台詞に投影してみたいと思っています」と意気込んだ。

意外にも岸谷とは初共演となるが「天役が岸谷さんだと聞き、何と言うか……ぴったりだと思いました。ビジュアル撮影の日にヘアメイクを終えた岸谷さんが現れた時、そこにはまさに『天』がいました!」と絶賛。魅力については「存在感ですね……今回も楽しみながらも熱い、背中でものを語る岸谷さんの天が今からとても楽しみです」と今後の撮影に期待を寄せる。

また数日の撮影を経て「アカギが入ってきている」という吉田だが、演じてのアカギの魅力は「やっぱり麻雀」と語る。「彼のこれまでの人生すべて詰まった一言一言が一局一局、一牌一牌に込められていると思うんです。だからそれをし っかりとやるために、これまでの自分の人生とか、そういうものをしっかり投影しないといけないかなと思います」と心境を明かした。

松本拓プロデューサー コメント

赤木しげるのキャスティングは正直相当悩みました。福本先生の作品では、確実に代表的なキャラクターであり、その圧倒的存在感、カリスマ性、崇高な雰囲気……全ての「凄み」を演じられる役者さんは誰なのか……。

悩みに悩み、タレント名鑑を眺めていたら、吉田栄作さんに出会いました。
吉田さんが持たれるオーラは赤木しげるに通ずるものがあり、「この人だ!」、そう思い速攻でオファーさせて頂きました。
ご快諾して頂いた時は本当に嬉しかったです。
既に撮影に入っておりますが、赤木しげるの再現度はかなりのものだと自負しています。
「吉田栄作版・赤木しげる」是非、ご期待下さい。