運輸安全委員会は7月24日、6月29日に成田空港で発生した大韓航空機の航空重大インシデントに関し、これまでの調査結果を発表した。右主脚後方の車軸が折損し、折損部の破面の一部が黒く変色していたことを報告している。
同件は6月29日、同社の定期便KAL703便として運用されていた大韓航空所属ボーイング777-300型(HL7573)が、12時37分に成田空港に着陸後、地上走行中に右主脚の損傷により、誘導路上に停止したというもの。今回、折損等が判明した右主脚の車軸は、2009年7月に右主脚の交換により取り付けられたものだった。
今回の調査内容について、7月24日付けで首席航空事故調査官から航空局安全部運航安全課長宛てに情報提供を行っている。折損の原因等については今後、詳細な調査を行う。