そごう美術館とフェルメール・センター実行委員会は7月28日~9月2日、「フェルメール光の王国展2018 フェルメール全37点のリ・クリエイト(複製画)で350年前の謎を解く」を「そごう美術館」(神奈川県横浜市)にて開催する。

  • 「真珠の耳飾りの少女」(1665年)マウリッツハイス美術館蔵、photoフェルメール・センター銀座

フェルメールは、37点の現存作品を持つ17世紀オランダ絵画を代表する画家。画面にあふれる光が織りなす美しさと独特の青=フェルメール・ブルーを特徴としながら、身近な風俗画(日常風景)を緻密に描いている。作品はオランダ、フランス、アメリカなど世界中にわたってあちこちにあるという。

今回開催するのは、最新のデジタル技術を用いた再・創造方法であるリ・クリエイトによって一同に見ることが困難な同氏の全作品を体験することができる展覧会。サイズや額をはじめ、同氏の世界観・生命観も再現するとのこと。

さらに、同展では作品を読み解くポイントを子供にも分かるように解説するほか、同氏の生涯を資料やヴァージナル、リュートなど同氏が描いた楽器、作品「手紙を書く女と召使い」を再現した部屋が登場する。

  • 「牛乳を注ぐ女」(1658~60年)アムステルダム国立美術館蔵、photoフェルメール・センター銀座

館内は、写真撮影も可能とのこと。開館時間は10時~18時(入館は閉館の30分前まで)。料金は、大人/税込1,000円(前売り・20人以上の団体/税込800円)、大学・高校生・税込800円(前売・20人以上の団体/税込600円)、中学生以下無料。

また、期間中には関連企画も用意。7月29日には記念講演会「フェルメールに魅せられて」(参加費/税込500円、事前申し込み)、毎週土曜日には同氏が描いたヴァージナルによるミニコンサート、8月12日には子供向けのギャラリーガイド「フェルメールを発見しよう!」、8月19日には子供向けワークショップ「フェルメールを『感じて』みよう!」などを予定している。