北大阪急行電鉄と大阪府箕面市は24日、北大阪急行電鉄南北線延伸線に開業する新駅2駅の名称を「箕面萱野(みのおかやの)」「箕面船場阪大前(みのおせんばはんだいまえ)」に決定したと発表した。

  • 北大阪急行電鉄南北線延伸線に設置される新駅の名称が決定

今回、駅名が決定した新駅2駅は、箕面市による新駅の駅名候補案の公募結果を踏まえ、6月5日に開催された北大阪急行線延伸線駅名検討会議により、候補案「箕面萱野駅」「箕面船場阪大前駅」が決定。箕面市から北大阪急行電鉄に対して提案されていた。候補案は市民や地元団体の意見や要望が反映されていることから、候補案をもって北大阪急行電鉄より国および大阪府へ手続きを行い、正式決定に至った。

箕面萱野駅の駅周辺は、1948年まで「萱野村」と呼ばれ、箕面市萱野という地名が現在も残っている。その他、みのおキューズモール一帯を「かやの中央」と呼んでいるなど、地元では由緒ある「萱野」の地名が現在も親しまれているという。この地名に、大阪市内や府南部など遠方の利用者もわかるように「箕面」を組み合わせた。

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箕面船場阪大前駅は、昭和40年代に大阪市中央区船場にあった繊維問屋街の一部が駅周辺に移転し、大阪船場繊維卸商団地としてまちびらきしたため、箕面市においても「船場」という地名が付いた。また、今後は大阪大学箕面キャンパスが移転し、同地区の拠点となることが見込まれるため、「箕面」「船場」と「阪大前」を組み合わせた駅名となった。なお、延伸線と新駅2駅は2020年度の開業を目標としている。