女優のりょうが主演する読売テレビ・日本テレビ系単発ドラマ『部長 風花凜子の恋』後編(12日23:59~)の試写会が大阪・読売テレビで行われ、トークショーに岡本浩一監督と中谷しのぶアナウンサーが登場した。

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    『部長 風花凜子の恋』岡本浩一監督(左)と中谷しのぶアナウンサー

今年35周年を迎える人気漫画『島耕作』シリーズのスピンオフである同作は、りょう演じるバリバリのキャリアウーマン・風花凜子が主人公。この試写会は、読売テレビ社内の女性を集めたプロジェクトチーム「おんなのうたお届け委員会」と、働く女性を中心としたコミュニティサイト「きらり部」がコラボする形で開催され、トークショーでは、会場に集まった20~40代の働く女性30人から、「凜子の衣装がとってもおしゃれ。ファッションへのこだわりは?」という質問が飛んだ。

これに対し、岡本監督は「先日英国王室に嫁いだアメリカの女優メーガン・マークルが、出演ドラマ『SUITS』で着用していた衣装をイメージしていた。タイトスカートにピンヒールでコツコツとオフィスを歩くイメージ。りょうさんも衣装にこだわりがあったので、衣装合わせではお店のように何十着もの衣装候補が並んだ」というエピソードを披露。中谷アナは「職場でピンヒール、カッコいいですけど、私はダメですわ~。腰が痛くなる」と本音を吐露した。

また、「働く女性を描く上で注意されたことは?」という質問に、岡本監督は「日本では、女性の管理職が圧倒的に少ない。女性が会社の中で上に上がっていくビジョンが社会的に見えにくいのでは?と感じている。女性も上を目指していいし、目指すべきだと伝わったら…と思って制作した。ドラマ制作中に日大でのパワハラや、財務省でのセクハラなどの問題が起きていたので、今起きていることを盛り込みたい!と脚本に入れた」と明かした。

5日放送された前編のラストで、がんに侵された恋人・高澤光太郎(平山浩行)から別れを告げられてショックを受けた凜子。きょう12日の後編では、プロジェクトチームのメンバー・箕輪ゆりか(黒川芽以)が速見貴文(丸山智己)から“セクハラ接待”を強要されていたことが発覚する。「体も心も会社のものじゃない。自分を大事にして」という凜子の言葉に刺激され、ゆりかは勇気をもって速見のセクハラを訴えるが、速見らに「根も葉もないウワサ」と握り潰される上、彼らは「風花凜子はサックス奏者として副業を行っている」と凜子を糾弾する。

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