JALは7月9日、7月7日から8日にかけて発生した「平成30年7月豪雨」の被災者に対する支援を実施することを発表した。被災地の復興支援者に無償で搭乗の協力を行うほか、救援支援物資の無償輸送、義援金・マイル寄付を行う。

  • 7月10~31日の期間、JALは「平成30年7月豪雨」の被災者に対する支援を実施する

    7月10~31日の期間、JALは「平成30年7月豪雨」の被災者に対する支援を実施する

7月10~31日の期間に被災地の復興支援に赴く団体および個人に対し、無償で搭乗の協力を行う。支援対象は、日本政府もしくは地方自治体からの要請により救援支援をする人、または、「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議」「特定非営利法人ジャパンプラットホーム」に参加している民間援助団体で「現地ボランティアセンターの運営支援」や「ボランティアコーディネーション業務」を行う人となる。

対象便は、JAL便名で運航する国内線で被災地を目的地または出発地とする便(日本トランスオーシャン航空、日本エアコミューター、琉球エアコミューターが運航する便は除く)。災害支援者サポートデスク(営業時間9~17時、土日祝除く)にて予約・発券の取り扱いを行う。空席状況によっては搭乗できない場合があり、窓口への問い合わせなしで空港に直接来ても、予約・搭乗はできない。

また、救援支援物資の無償輸送を一定の条件のもと、7月10~31日の期間で行う。この無償輸送は、JAL便名で運航する国内線を利用し、航空貨物として取り扱う。使用前に必ずjJAL国内貨物取扱窓口(9~18時30分、土日祝除く)への連絡が必要となる。

取り扱い位対象としては、依頼主(荷主)および荷受人が日本政府・地方自治体・その他公的機関(含む日本赤十字)であることが条件であり、また、依頼主(荷主)および荷受人の連絡先が明確であること、到着地は被災地の最寄りでJAL便名で運航している便が発着する空港であること(日本トランスオーシャン航空、日本エアコミューター、琉球エアコミューターが運航している便のみが発着する空港は除く)、出発地及び到着地での諸手続きや地上輸送手段が依頼主および荷受人により手配されていること、輸送品目は救援物資として危険物(カセットボンベ、木炭など)・動物・腐りやすいもの・航空搭載制限品は含まないこと、等が条件となる。

さらに、義援金として中央共同募金会へ 500万円を寄付する。また、JALマイレージバンク会員へマイルの寄付を呼びかけ、寄せられたマイル寄付相当額を中央共同募金会へ寄付し、「平成30年7月豪雨」の被災者支援に役立てる。なお、義援金は中央共同募金会を通じて被害状況に応じ各地に按分され、自治体を通じ、被災者に直接お見舞金として届けられる。受付は7月10日10時~7月31日23時59分(日本時間)となり、500マイル(500円に相当)を1口とするマイル寄付で、JALホームページにて寄付を受け付ける。