近年、新車への装着率がぐんぐん上がっているドライブレコーダー(ドラレコ)。万が一の際に映像で記録を残すことが役割だ。さらに、従来は前方の撮影機能が中心だったドラレコだが、あおり運転が社会問題になる昨今、クルマの後方も撮影できる前後撮影可能モデルも続々と登場している。ドラレコを選ぶ基準にひとつが前後撮影だ。今回はそんな注目モデルを紹介しよう。

  • 前後撮影に対応したドライブレコーダーの中からオススメの4モデルを紹介

    前後撮影に対応したドライブレコーダーの中からオススメの4モデルを紹介

高速道路の逆走に対する注意喚起も

セルスターの「CSD-790FGH」は前後2台のカメラを装備して、前方・後方を同時に撮影できる機能を備えたドラレコだ。特に録画品質にこだわった設計をしているのがこのモデルの強みとなっている。

  • セルスター「CSD-790FGH」

    セルスター「CSD-790FGH」

本体側のカメラ(前方)に、高性能センサーとして高い評価を受けるSONY R COMSセンサーSTRAVIS(スタービス)を採用し、夜間走行やトンネル内の暗い場所でも美しい映像が撮影できるナイトビジョンVer.2を搭載した。また、急激に明るさの変化するシーンでも白く飛んだり黒くつぶれたりすることを防ぐHDR(ハイダイナミックレンジ)合成技術も採用。見やすい映像撮影が可能になった。

  • 環境の変化に対応した見やすい映像撮影を実現

「CSD-790FGH」には様々な機能を備えている点も魅力。そのひとつが「GPSお知らせ機能」だ。内蔵のGPSによって測位した現在位置の情報から、様々な警告や安全喚起を行ってくれというもので、例えば、高速道路の逆走が起きやすいエリアでは、「高速道逆走注意エリア」の画面表示と警告音で知らせてくれる。その他、事故多発エリアなどの安全運転に役立つ情報も発信。また、オービスなどの取り締まり機が設置されているエリアも事前に知らせてくれる。

  • 高速道路の逆走が起きやすいエリアでは、「高速道逆走注意エリア」の画面表示と警告音で知らせてくれる

    高速道路の逆走が起きやすいエリアでは、「高速道逆走注意エリア」の画面表示と警告音で知らせてくれる

さらに、もうひとつの注目機能は「パーキングモード機能」。オプションの常時電源コードを用意すれば、駐車中に愛車の異変を検知すると録画する機能だ。これを使えば、クルマへの車上荒らしやいたずらなどを監視・記録できる。録画の方法は常時録画、モーション(動体検知/動くものを捉えると録画)、イベント(衝撃を受けた場合に録画)の3つの設定がある。

本体背面には2.4インチのタッチパネル液晶を備え、操作も画面タッチで可能。また、画面は前後のカメラを二画面で表示するモードなど、4種類の画面表示から選べる。使いやすいインターフェイスも同モデルの魅力と言えるだろう。

  • 画面は前後のカメラを二画面で表示することも可能

    画面は前後のカメラを二画面で表示することも可能

セルスター「CSD-790FHG」
価格: オープン
モニター: 200万画素 SONY Exmor R CMOSセンサー(リヤカメラは100万画素PIXEL PLUS HD CMOSセンサー)
カメラ角度: 水平115.8度/垂直60.2度/対角141.8度(リヤカメラは水平107度/垂直59度/対角127度)
サイズ: 92(W)×23.5(D)×51(H)mm(突起部含まず)(リヤカメラは35(W)×18(D)×35(H)mm(突起部含まず)