6月30日・7月1日、タイ・ブリーラムのチャン・サーキットで行われたSUPER GT第4戦にて、LEXUS勢は予選3番手スタートの「DENSO KOBELCO SARD LC500」39号車(ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉組)が今季初勝利を飾った。

  • 「DENSO KOBELCO SARD LC500」39号車が今季初勝利、2位に6号車、3位に19号車と続き、「LEXUS LC500」が表彰台を独占した

決勝は、LEXUS勢最上位の3番手からスタートを切った39号車のコバライネン選手が1周目に2位に上がると、首位追走に。首位をテール・トゥ・ノーズで追うまでに至った39号車は19周目、ついに首位を奪った。36周目に首位を行く39号車がピットイン。コバライネン選手から小林選手へとドライバーチェンジし、首位のままコースへ復帰した。

  • LEXUS勢で予選最上位を獲得した「DENSO KOBELCO SARD LC500」39号車

中嶋一貴選手から5位で36号車のバトンを受け取った関口選手も、ファステストラップを更新しながらの猛追。51周目にもファステストタイムをマークするなど速さの衰えない関口選手は、56周目、6号車の大嶋選手が「GT300」車両に引っかかった隙を逃さずパス。2位へと上がると、さらに小林選手の39号車に襲いかかった。

  • 国本雄資/山下健太組の「WedsSport ADVAN LC500」19号車

ファイナルラップ、36号車は残り1周というところで痛恨の燃料切れに見舞われ、コース脇に車両を停めることとなった(1周遅れ完走扱いの10位)。

  • 大嶋 和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト組の「WAKO'S 4CR LC500」6号車

小林選手はトップを守ってチェッカーを受け、SUPER GTでの自身初勝利を飾った。LEXUS勢にとっても今季初勝利。2位には11番手スタートから見事な追い上げを見せた6号車、3位に19号車が続き、LEXUS勢は表彰台を独占。4位にも38号車が入り、今季ここまでの3戦で勝利のなかったLEXUS勢が得意なタイで速さを見せ、後半戦へ向けて逆襲の狼煙を上げることとなった。

  • GT300クラスの2位表彰台を獲得した嵯峨宏紀/平手晃平(左)と吉本大樹/宮田莉朋(右)

また、GT300クラスでも「TOYOTA PRIUS apr GT」31号車(嵯峨宏紀/平手晃平組)が2位、「SYNTIUM LMcorsa RC F GT3」60号車(吉本大樹/宮田莉朋組)が3位で表彰台を獲得した。