6月30日・7月1日、タイのチャーン・インターナショナル・サーキットにてSUPER GT第4戦の決勝が行われ、GT500クラスに4台の「NISSAN GT-R NISMO GT500」が出場した。予選7位からスタートした#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)が順位を上げ6位に入賞。3戦連続でのポイント獲得となった。
序盤は混戦の中で順位を前後させながら、#12 GT-Rのスタートドライバー・マーデンボロー選手は、予選4位からスタートした#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rのオリベイラ選手を追いかけた。スタートから20周を過ぎたあたりで両車が接近。2台は23周目に入った1コーナーへ並びながら入っていくが、わずかに接触。#24 GT-Rは止まり切れずにコースアウトし、そのまま戦列を離れることとなった。
このアクシデントの影響で#12 GT-Rも一時ポジションを下げ、ほぼ折り返し地点となる32周を終えたところでピットへ。ドライバー交代を行った佐々木大樹選手は暫定10位でコースへと復帰すると、全車がピット作業を終えた時点で9位を走行。先行していた#23 MOTUL AUTECH GT-R、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rをオーバーテイクし7位に浮上すると、最終ラップで上位のマシンが1台スローダウンし6位に上がり、予選順位よりもポジションアップしてのチェッカー。これで#12 GT-Rは3戦連続での入賞、ポイント獲得を果たすこととなった。
4番グリッドからのスタートで、安田裕信選手がステアリングを握った#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)は、中盤には2位までポジションを上げると、23周目に早めのピットインで平中選手に交代。他の車両がピットインを終えた43周目には首位浮上を果たす。その後、平中選手は後続との差を縮めさせることなく、完璧なマネジメントを見せてリードを保つことに成功。61周目にトップチェッカーとなり、2018年型のNISSAN GT-R NISMO GT3に初勝利をもたらした。