いよいよ今夜、FIFAワールドカップ決勝トーナメント進出をかけてポーランド代表と戦う日本代表。大一番へ盛り上がる中、中継を担当するフジテレビでは、高視聴率への期待が高まっている。

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    ジョン カビラ(左)と小柳ルミ子=フジテレビ『2018FIFAワールドカップ ロシア』出陣式(6月11日)より

ここまでの日本戦の中継視聴率は、初戦のコロンビア戦(NHK、19日)が42.8%(20:45~21:50)・48.7%(21:53~23:00)、第2戦のセネガル戦(日本テレビ系、24日23:40~26:10)が30.9%という高記録。グループリーグ最終戦となる今夜のポーランド戦は、決勝トーナメント進出を決める一戦であることや、第2戦より1時間早い時間帯での放送であることなどから、記録的な高視聴率が見込まれている。

キックオフは23時だが、過去の大会で23時台以降に中継されたグループリーグ戦では、98年(フランス大会)のジャマイカ戦で52.3%(22:52~)、10年(南アフリカ大会)のカメルーン戦で45.5%(23:54~)を記録しており、フジの関係者からは今夜の中継に「40%」「50%」と期待の声があがる。

この盛り上げを図るべく、21時からの事前番組では、直前まで放送される『奇跡体験!アンビリバボー』とコラボレーションし、MCの剛力彩芽とバナナマンが生放送で登場して、両チームにまつわる“アンビリ伝説”を紹介。他にも、ある少年と原口元気選手を結んだ心の物語が紹介される。

そして、W杯番組MCのジョン カビラと、“ワールドカップサポーターズ”の小柳ルミ子が現地入り。サッカー愛が熱すぎるハイテンションな2人が、興奮の瞬間を間近で見守る。

試合の中継が終わった後も、深夜1時10分から2時まで「デイリーハイライト」で激闘を振り返り。翌29日は『とくダネ!』を休止、『ノンストップ!』を繰り下げて、8時から10時30分まで録画中継を放送する。

フジがワールドカップの日本戦を中継するのは、02年の日韓大会で同局史上、民放キー局史上最高視聴率66.1%をたたき出したロシア戦以来、16年ぶり。同局はその翌年から、当時視聴率3冠だった日本テレビの牙城を崩し始めたこともあり、苦戦が続く中で反転攻勢のきっかけとしたいところだ。

視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。

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    『奇跡体験!アンビリバボー』MCの(左から)設楽統、剛力彩芽、日村勇紀