タレントの所ジョージと歴史学者の磯田道史氏が出演するカンテレ・フジテレビ系バラエティ特番『所＆磯田ニッポンの謎』が、きょう26日(21:00～22:48)に放送される。
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(左から)堀潤、井森美幸、所ジョージ、磯田道史氏、田中直樹=カンテレ提供
この番組は、世界と比べて特に変わった日本人の国民性、そのルーツについて謎を解き明かしていくもの。他に、井森美幸、ココリコの田中直樹、進行役として堀潤が出演する。
徳川家康の健康オタクぶりや、人々を魅了した“江戸時代版AKB48”の存在、そしてペリーも驚いた日本人の好奇心エピソードなど、磯田が紹介していく知られざる江戸時代の文化や社会制度の数々に、所も「江戸時代には今のことが確立されていたってことだから全部驚いた! 江戸を調べればこの先が見えてくる」と感心。
現在、大河ドラマの時代考証を手掛ける磯田氏は「『こういう歴史番組があったらな』と思っていたものができてよかったですね。たいていドラマは政治史になるんですが、今回は社会史。民衆全体に行き届く習慣がどのように存在したのかを見せる新しいバラエティーです。自分たちの在り方にどういう根っこがあるのか、過去と無関係ではないんだということがわかっていただけるのではないかと思います」と、手応えを語る。
井森は「江戸時代って遠い遥か向こうの歴史で、現代とは関係ないって思って生きてきたけれど、実は密接に関係があったり、見せ方が違うだけで実は同じだったりすることが本当に沢山あって、人間の根本にある“質”は変わっていないんだなと思いました。性格や身のこなしであるとか、日本人の気質は江戸時代から来ているのかなとも感じました」と感想。
田中は「“100円ショップ”にしても“健康オタク”にしても“ワイドショー”にしても、全部が江戸時代にあったんだと。大きく言うと、今と変わっていないですよね。だから、これから何が流行するのか江戸時代にヒントがあるような気がします。そこを読み取っていけば“次に何が来るか”のヒントが絶対にあると思うんです」と力説した。
そして堀は、ワイドショーのルーツが印象深かったようで、「ワイドショーって時には批判対象にもなったりするけれど、その大もとが『安定した社会で皆で学んで豊かになろうよ!』というところから始まって、その象徴だったとしたら、すごく意味のあるもので…。そういう社会を作ってこれた先人たちの努力をすごく感じました。本当に向き合うべき社会は実に幅広くて、『これがニュースです』なんて本当はないのかもしれないな、と感じましたね」と話している。
