国土交通省は6月18日、日本とネパールとの航空当局間協議を東京で開催した。協議の結果、両国の乗り入れ地点の拡大と双方週14便までとした便数の拡大、コードシェアの新たな枠組みの設定について合意した。

  • ネパール・カトマンズのトリブバン国際空港

    ネパール・カトマンズのトリブバン国際空港

協議には、日本側からは航空局国際航空課長の鍬本浩司氏ほかが、ネパール側からは文化・観光・民間航空省次官のクリシュナ・デブコタ氏ほかが参加した。乗り入れ地点の拡大に関しては、日本企業はカトマンズのみであるのをネパール国内の全ての地点とし、ネパール企業は関空のみであるのを羽田を除く日本国内の全地点に拡大する。

便数に関しては、現行では双方週2便までのところを双方週14便までに拡大する。また、コードシェアの枠組みに関する新たな設定として、第三国の企業を含め他社が運航する便の座席を自社便として販売できるような、自由なコードシェアの枠組みを加える。

日本・ネパール間においては、1994~2007年にロイヤル・ネパール航空(2006年にネパール航空に改称)がカトマンズ=上海=関空線をB757で週2便運航していたが、2007年5月14日より運休しており、2018年夏期スケジュールにおいて、両国の企業共に未就航となっている。

人的流動(JNTO統計)
2016年 5万6,543人(日→ネパール/2万2,979人、ネパール→日/3万3,564人)
2015年 4万6,494人(日→ネパール/1万7,613人、ネパール→日/2万8,881人)
2014年 4万9,837人(日→ネパール/2万5,829人、ネパール→日/2万4,008人)
2013年 4万4,759人(日→ネパール/2万6,694人、ネパール→日/1万8,065人)
2012年 4万1,724人(日→ネパール/2万8,642人、ネパール→日/1万3,082人)