JR東日本は7~9月にかけて、青梅線エリアの魅力を重点的に発信する宣伝を展開する。アウトドア派に人気のフリーマガジン「フィールドライフ」とのタイアップやSNSなどで青梅線エリアの魅力を発信するほか、御岳・奥多摩方面への臨時列車、ムササビや昆虫を探しながら車内の時間も楽しめるラッピング列車も運行する。

  • ラッピング列車の外観

ラッピング列車は御岳山・奥多摩湖など豊かな自然の中で、動物たちや昆虫を追って探検しているような、わくわくするラッピングを座席シート・車体ドア横・床・車両連結部ドアに施す。座席シートには「クワガタ」「カブトムシ」「リス」「ムササビ」「レンゲショウマ」などの昆虫・動物・植物が描かれる。E233系(4両編成×2編成)を使用し、7月から当分の間、立川~奥多摩間(一部、拝島~武蔵五日市間)で運行される。

御岳・奥多摩方面への臨時列車「お座敷 青梅 奥多摩号」は、7月21・22日、8月18・19・25・26日に川崎~奥多摩間で運行。土曜日の下り列車の車内にこども向け自然体験コーナーを設け、奥多摩ビジターセンタースタッフが沿線の生き物や自然について解説する。臨時列車「快速 青梅 奥多摩号」は8月4・5・11・12日、9月1・2・8・9・15・16・22・23日に運行され、立川駅から奥多摩駅へ乗換えなしでアクセスできる直通列車となる。

  • ラッピング列車の車内イメージ

  • ラッピング列車の車両連結部ドア

フリーマガジン「フィールドライフ」とのタイアップでは、タイアップポスターやパンフレットを6月下旬から首都圏の各駅で掲出する。パンフレットでは「オクタマ」と「ミタケ」の2つのエリアで、トレイルラン・ボルダリング・ラフティングなどを楽しむアウトドア旅を提案する。

夏休みの外出のおすすめ情報やクーポンが盛りだくさんの「青梅線・五日市線の旅」(年3回発行)は拡大号として発行し、5月下旬から首都圏の各駅で掲出している。多摩地域のイベント告知サイト「イマ de×タマ(イマデカケルタマ)」内特設ページでは、冊子で紹介しきれなかった旬な情報を随時更新する。首都圏を運行する列車のトレインチャンネルや駅に設置しているデジタルサイネージにて夏の青梅線をPRする動画の放映するほか、6月下旬にはFacebook・Instagramに公式アカウント「東京アドベンチャー、青梅線。」を開設し、青梅線エリアの旬な情報を発信していく。

他にも、御嶽駅を出発して御岳渓谷沿いを歩きながら美術館めぐりを楽しむ「駅からハイキング」、青梅線の玄関口である立川駅での観光PR、青梅・奥多摩物産展、ミニライブ、リバーアクティビティ展示など、多数のイベントが企画されている。